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お店に向かう途中
皆さんのお名前を聞き中々に親しくはなった
瑠花)中等部って…確か15.6から18…だよね?
蘇枋)そうそう、瑠花は行ったことないの?学校
瑠花)ん〜…とね、私の所は親が元々教師だったし…都合上行けないんだよね
桜)都合上?
瑠花)そうそう、まぁ家庭内事情ってヤツよ!
梅宮)その家庭内事情かが街に来るってことか?
瑠花)えっとね〜…確かに街に来るってのもあるけど山の中に入って果物を採取するってのが事情に入るかな
十亀)へぇ〜家の事手伝ってるの?
瑠花)好きだから手伝ってるんだよ?
にぱぁとちょっと腑抜けた笑みを浮かべると兎耳山さんが後ろから抱き締めてきて「ねぇねぇ、瑠花のご両親は今何をしているの?」とキョトンとした顔で聞いてきた
瑠花)えっとね〜…今はね、育てた野菜とかを売ったりとか…お父さんがね騎士の団長だったりお母さんは家でシルクの織物してるんだよ〜
十亀)騎士の団長…?
瑠花)そ!
桜)ふーん…俺ら親いねぇから分かんねぇよな
瑠花)んぇ…(そういう事か…なんで学校に行けてんのかなって思ったけど施設の子供だったのか…)
そう、この世界では施設の子供は必ずとして学校に行く事を【義務】付けているのだ
施設じゃない場合は【任意】としている
理由は定かでは無いが…国王の話では「施設育ちの子供は教養が足りないから」との事
そしてお察しの通り…この国の国王はたいっへんに!素晴らしいと思ってしまう程のクズ!
と、言うかクソ!もうなんだこれって思っちゃうぐらいにね!
親がいない子供達は冷遇、親が入れば多少は優遇…んだこれ、あったまいてぇよな、ホント
そして…親無しというのは履歴に書かれ働くのを困難にさせてくる…子を捨てた親はどんな理由があろうとも「見せしめを作ってくれたから金をいくつか」なんて噂がこの国では流れている
瑠花)…働いていける…?
気になって聞くと梅宮さんは「あんまだなぁ…まだ施設に居るとはいえ俺もそろそろ出て行かなきゃ行けねぇし」と笑って居た
流石にそんなのは見ていられないので「住む家とか働き先がないならさ私の所おいでよ」と言うと予想外の提案なのか目を丸くさせて驚いて居た
梅宮)い、いいのか?
瑠花)もっちろん!えっとね〜お父さんの言う事では「国を囲んでる山は全て俺のものだ〜!だから何かあればとりあえず俺の所に連れてこい!」って言ってたよ!
梅宮)つまりは…?
瑠花)山の森をちょっと開拓して畑を広げて…果物とかはちょっと遠出かな?いやじゃなかったらおいでよ〜
梅宮)い、いいのか?
瑠花)勿論だよ?まぁでもお父さんとお母さんにいいよって言われたあとだけど…多分あの人達高確率でいいよって言うよ
梅宮)え、いいなら行く
瑠花)良かった良かったーこれでお父さん達も喜ぶな〜♪
しっぽを振りながらのほほーんとしながらも蘇枋さんのオススメ店に着いた
瑠花)お菓子と紅茶のお店だ〜!フリフリ
蘇枋)ここはいつもお世話になってるからオススメ度は高いよ
瑠花)やったー!(何にしよっかな〜♪)