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1 - 重婚パロ【赤水白】

♥

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2024年01月07日

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⚠️・irxs

・重婚パロ

・赤水白(受け攻め決まってません)

・Xに投げてたやつです!!短い!




───────────────────────────

「なあイムくーん、シャンプーなくなっとったで」

「え、マジ?!ストックまだあったっけ?」

テレビを見ていたイムくんに声をかけるとアホ毛がぴょこぴょこ揺れた。

「えーどうやったっけ…なかった気する」

「なかった気するって僕何で髪洗えばいいの?!?!」

「ボディーソープとか」

「最悪!!」

ブーブー文句を言う彼の隣に座ってサイダーを開ける。

「あ、1口ちょーだい」

「ん」

シュワシュワと炭酸が口の中で弾ける。やっぱ風呂上がりのサイダーがいちばん美味いわ

「なんで昨日とか一昨日とか気づかなかった訳?」

スマホから顔を上げたりうちゃんが呆れたように言う。

「だって自分使えたらそれでいいもん」

「その結果がこれってワケ!」

いえーい、とハイタッチをする。楽しそうなイムくんはもう自分がボディーソープで頭を洗わなければならないことはすっかり忘れている。

「りうちゃんの借りたら?」

「え、やだ」

「お願い!彼氏がボディーソープで頭洗ってるような奴でいいの?!」

「だってりうらに関係ないもん」

「りうちゃん〜!!!」

「えーんっえんっえんっ」

「ふざけんな!元はと言えばしょーちゃんのせいじゃん!」

隣で泣き真似をするとペシッと頭を叩かれる。

仕方ないから許しでも乞うかと怒ったフリをしているイムくんの首に腕を回す。

「許してくれへんの?(吐息)」

「おまっwww息吹きかけてくんな!!ww」

爆笑するイムくんの頬にちゅっともう1回キスする。これで完璧。

「ごめーんねっ!許してイムくん♡」

「しょーちゃんそれズルいから!!僕が許すってわかってやってるでしょ!!

いいし!!許したし!!もうヤダ好き!」

「わーい!ありがとうイムチーー」

「どういたしましてショウチー」

ぎゅー、と抱きついてくる彼を抱き締め返してふわふわの髪の毛を撫でる。…うん、1回くらいボディーソープでも平気やろ。

「おわっ!」

急に重くなったかと思えば潰されたイムくんがぐぇ、と声を上げた。

「ねーえー、何で2人だけイチャイチャしてんの」

「どしたんりうちゃん。拗ねたん?」

手を伸ばすて頭を撫でるとイムくんとは違うサラサラした髪が指から零れ落ちた。

「え!りうちゃん拗ねてんの?!かーわいー!!」

「ねえしょーちゃん、りうらにもちゅーして」

下から聞こえてくるイムくんの声はガン無視して僕の頬に手を伸ばすりうちゃん。

「ん、えーよ」

頬を撫でる手に自分の手を重ねてこちらからも顔を寄せる。唇ぷるっぷるやん。

「ねー!僕にはー!!りうちゃーん!」

「はいはい、」

自分が踏みつけているイムくんにちゅ、とキスをしたりうちゃんはまた僕に向き直る。

「ん…」

入ってきた舌に応えるように舌を絡めた。

「ねえ、初兎ちゃん、ベッド行こっか」

「ええで」

「え、良くない良くない良くない」

ぎゅう、と腰にいむくんが抱きついてくる。

「やだ2人ベッド行ったらえっちすんでしょ!!僕も行きたい!」

「来たらええやんw」

「まだシャワー浴びてないもん!」

「別に気にしないよそんなん」

りうちゃんも呆れながら笑う。

「ほとけっちも一緒にいこーよ」

「んんんでも2人ちゃんとシャワー浴びてんのに僕だけ浴びてないのなんかやだ…臭かったら困る」

眉を下げる頭にりうちゃんが顔を寄せる

「別に臭くないけど」

「ちょ!!!ほんとに臭かったらどうすんの!りうちゃんのバカ!!」

シャワー浴びてくる!とイムくんがりうちゃんの下を抜け出して立ち上がる

「えー、りうら待てないーー」

「しょうも待てないーー」

「やだ!待っててくれないと怒るから!!」

バタバタとイムくんが着替えを取りに行く。

「ほとけっちーー!仕方ないからりうらのシャンプー使っていーよ!!」

「がてぃ?!ありがとーーりうちゃん愛してる!」

「僕も愛してるよイムチーーー」

「お前にじゃねぇよ!!!」

「りうらはしょうちゃんのことも愛してるよ」

「りうちゃん…トゥンク」

「効果音自分でつけんのやめてww」

「ねえ!!2人だけでイチャイチャすんの禁止!!!僕来るまでえっちもキスもしないで!!」

「いいから早く入って来いよ!!!」

着替えを持ったイムくんをリビングから追い出す。

「ほとけっち、絶対髪とかびしょびしょで出てくるよね」

りうちゃんがたった今閉まったドアを見ながら呟く。

「当たり前やん。髪乾かすとかいう概念知らんねんから」

「そうだった」

顔を見合せて苦笑する。

仕方ない、もう1人の恋人が戻ってきたら濡れた髪を乾かして、無頓着な肌を手入れして、一緒に寝室まで行くとしよう。

「りうちゃんみかん食べるー?」

「食べるー」

あ、イムくんの分ないや。まあいっか。証拠隠滅すればバレない。

自分の分を確保してもうひとつをりうちゃんに向けて放った。

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