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みこと視点
職員室までの廊下は、夕方の光で赤く染まっていた。
手の中のプリントが少しだけしわになる。
……だめだな。
さっきの自分。
『俺も、好きな人いるからかな』
なんであんなこと言ったんだろう。
こさめちゃんが「誰!?」って目を輝かせるから、余計苦しくなった。
そんな顔で聞かないでよ。
君だよって言いたくなるから。
👑「失礼します」
職員室に入り、先生へプリントを渡す。
簡単なやり取りを終えて外へ出ると、廊下には誰もいなかった。
静か。
さっきまで笑ってた空気が嘘みたいだ。
👑「……はぁ」
小さく息が漏れる。
その時。
🍵「みことくん」
聞き慣れた声。
振り返ると、すちくんが立っていた。
心臓が少し跳ねる。
……気まずい。
別に悪いことしてないのに。
👑「どうしたの?」
🍵「いや、プリント出しに来たのかなって」
すちくんはいつも通り柔らかく笑っていた。
でも。
その優しさが時々分からなくなる。
こさめちゃんに向ける優しさと、
俺に向ける優しさ。
違うって、知ってるから。
🍵「……こさめちゃん、大丈夫そう?」
すちくんが静かに聞く。
やっぱり最初に出るのはこさめちゃんの話なんだ。
👑「うん、ちょっと恥ずかしかっただけだと思う」
🍵「そっか」
安心したみたいに目を細める。
その表情を見てると、胸が痛い。
だってその顔、
俺は知ってるから。
👑「……すちくんってさ」
気づけば口が動いていた。
👑「こさめちゃんに優しすぎるよね」
一瞬だけ。
すちくんの表情が止まった。
🍵「……そうかな」
👑「そうだよ」
即答だった。
だって誰が見てもそう。
距離近いし、
甘やかすし、
すぐ頭撫でるし。
こさめちゃんが勘違いしない方が難しい。
🍵「……幼馴染だから、かなぁ」
すちくんは少し困ったみたいに笑った。
でもその答えに、胸がざわつく。
違う。
そんな目で見る幼馴染なんていない。
少なくとも、俺は。
🍵「……俺」
すちくんが小さく口を開く。
🍵「こさめちゃんには、幸せでいてほしいんだよね」
その声は本当に優しかった。
だから余計苦しい。
優しいからこそ、
期待させてしまう。
でも。
すちくんの視線は、こさめちゃんじゃなくて――
🍵「……みこちゃん?」
はっとする。
気づけば、すちくんが不思議そうにこっちを見ていた。
やばい。
今、絶対変な顔してた。
👑「なんでもない」
笑って誤魔化す。
昔から得意なんだ。
本音を隠すの。
🍵「……戻ろっか」
👑「うん」
並んで歩き出す。
少しだけ沈黙。
その空気の中で、俺は思ってしまう。
もし。
すちくんがこさめちゃんを好きだったら、まだよかった。
そしたら俺は、ちゃんと諦められた気がするから。
でも現実は違う。
すちくんが見てるのは、俺だ。
そして俺が見てるのは、こさめちゃん。
綺麗なくらい、誰も前を向いてない。
ななななな、なんかさ、
一個前の話と2つ前の話どっちも♡500って見えるんですけど‥
え?
ななな、え?
500も押してくださった方の言う事聞いといた方がいい気がしてきた
かいてほしいcpとか言ってくだされば書きます‥(?)
まぁリク欲しいだけだけど((
コメント
1件
おお、みこと視点か…! さっきまでこさめちゃん目線で見てた光景が、こうも違って見えるんだな。すちくんの優しさに一喜一憂するみことの心情がリアルで、胸がぎゅっとなる。「誰も前を向いてない」って一文、この話の全てを表しててエモすぎる…。このすれ違い、どう転ぶんだろう、続きが気になるわ!