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今回は、たいしおたいかな?
付き合ってる。if同棲
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休日の朝。
大我が目を覚ますと、時計はもう十時 を過ぎていた。
大我「やっべぇ……寝すぎた」
そう呟いて起き上がろうとした瞬間。
腰に回された腕がぎゅっと力を込めた。
?? 「ん……」
背後から聞こえる甘い声。
紫苑だ。
大我「紫苑、起きろ」
紫苑「やだ」
即答だった。
大我「飯」
紫苑「後で」
大我「昼になるぞ」
紫苑「なら昼飯でいい」
そう言いながら、さらに抱き寄せてく る。
暑い。
近い。
重い。
でも嫌じゃない。
むしろ少し安心する。
大我「離せ」
紫苑「無理」
大我「なんでだ」
紫苑「好きだから」
寝起きでそれ言うな。
大我は思わず顔を覆った。
大我「朝から重い」
紫苑「重くない」
大我「重い」
紫苑「愛だろ」
大我「余計重いわ」
すると背後から小さな笑い声が聞こえ た。
どうやら完全に楽しんでいるらしい。
紫苑「大我」
大我「ん?」
紫苑「腹減った」
大我「俺も」
大我「じゃあ離せ」
紫苑「嫌」
大我「お前な」
会話が成立していない。
紫苑がため息をつくと、大我は肩口に 額を押し付けた。
まるで大型犬だ。
紫苑「五分」
大我「は?」
紫苑「あと五分だけ」
大我「子供か」
紫苑「大我不足」
大我「昨日ずっと一緒だったろ」
紫苑「今日の分はまだ」
意味が分からない。
だが言っている本人は至って真面目だ
った。
大我は呆れながらも笑ってしまう。
大我「ほんとお前さ」
紫苑「ん」
大我「外じゃ格好つけてるくせに」
紫苑「そう?」
大我「そうだよ」
学校でも職場でも。
周りから見れば頼れる人。
落ち着いていて余裕があって。
そんな印象なのだろう。
けれど家では違う。
甘えるし。
くっつくし。
隙あらば抱き締めてくる。
大我「ギャップやばいぞ」
そう言うと、紫苑は少しだけ顔を上げ た。
紫苑「大我限定だからな」
心臓が跳ねた。
ずるい。
本当にずるい。
大我「そういうこと平気で言う」
紫苑「本当だから」
大我「……」
紫苑「顔赤い」
大我「うるさい」
紫苑「可愛い」
大我「黙れ」
笑いながらクッションを投げると、大 我はそれを受け止めてまた笑った。
穏やかな朝だった。
特別なことなんて何もない。
ただ一緒に起きて。
一緒にご飯を食べて。
一緒に笑う。
それだけなのに。
大我 思った。
こんな毎日も悪くないな、と。
すると紫苑が突然手を握る。
紫苑「ねぇ」
大我「ん?」
紫苑「ずっとこうしてたいな」
照れもなく言うその言葉に、大我は少 しだけ笑った。
大我「そうだな」
握り返した手は温かかった。
そして紫苑は満足そうに微笑んだ。
紫苑「じゃああと五分」
大我「まだ諦めてなかったのかよ」
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終わり続きなし
コメント
1件
ああ〜もう、最高です…! いきなり朝から紫苑の「やだ」の即答にやられました。大我が「嫌じゃない」「むしろ安心する」って内心認めてるところがもう、二人の距離感と空気感が完璧で。特に「大我限定だからな」はずるすぎます。何気ない朝の一幕なのに、ぎゅっと心臓掴まれました。温かい気持ちで読み終えられますね、ありがとうございます🌷