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「マイケル!」
洞窟から走って帰ってきた俺を見てマイケルは驚いていた
「そんなに急いで如何したんだい?鉱石は集めれた?」
⦅ハァ..ハァ⦆
息を整えてさっき起きたことを説明する
「鉱石は集めた..だけど帰る途中上を持ったスケルトンに出くわしたんだ」
「今から夜になる..あいつらが活性化する時間だ」
俺の話を聞いてマイケルは驚き,ゆっくりと口を開く
何やら焦って居る様だ..
「多分,鈴蘭が出会ったのは”第四階級幹部 ナイト・リッチ”だ」
「ナイト・リッチ?」
「彼奴はアンデット勢力の幹部の1人だよ..ゾンビを召喚してくる厄介な奴だ…」
そう,あんであは夜に活性化する..という事は召喚されたゾンビは凶暴化しナイト・リッチの力は強まる筈だ
そう考えた俺達は急いで村のみんなに知らせ周り作戦を立てる…
「兵士達は外のアンデットと相手をして時間を稼いで,村の中には絶対侵入させるな!」
「鈴蘭は兵士達と一緒に行動を…武器が出来次第届けに行く」
マイケルの命令により,兵士達の指揮は上がりみんなが声を上げた
〈ウォーー‼︎!〉
村の外に出たタイミングで兵隊長が声を上げる
「この村を絶対に守るんだ!この戦いで勝鬨を上げろ!」
〈ウォーー‼︎!〉
村の兵士達の声に応える様に”ナイト・リッチ”は大量のゾンビを召喚してくる
相手も本気なのか,武装したゾンビまで召喚した..ゾンビ達は気合が入ったかの様に一斉に俺たち向かって走り出す
“人間”と”アンデット”による,戦争が始まった…
それをゆっくりと眺め,感情に浸ってる人物がいた…“歴史の帝王”だ
【やはり,彼は面白い..彼をプレイヤーに決めて正解だったよ】
俺達はそんな存在に気づく事はなく,ゾンビ達と戦っていた
あちこちで金属音がなり,ゾンビや兵士たちが倒れていく…
俺も彼らに続きゾンビ達を薙ぎ払っていく..元々剣士をやっていたおかげで剣の扱いには困らなかった
呼吸に合わせて剣を振り,ゾンビ達の攻撃をいなしていく..好きができた瞬間を見逃す事はなく,素早く攻撃を入れていく
気づけば”ナイト・リッチ”との距離は縮まっており,目が合う…
【よく此処まで来れな…褒めてやろう】
変わらず不気味な声で話しかけてくる”ナイト・リッチ”…不敵に笑って居る様に見えた
【お前は上からの命令で直属殺す様命じられた…勝利の暁に貴様を我が軍勢として引き入れよう】
そう言いうと,”ナイト・リッチ”はまた,召喚を始めた
【出よ!魂を切り裂く不死将軍..目の前の敵を殲滅せよ!】
召喚されたのはゾンビではなく,重装備をした侍の様な人物だった
侍は喋る事はなく,ゆっくりとこちらを向いた
…
…
侍は剣をしまい,腰を低くする…抜刀の構えだ
「まずい!」
俺は急いで盾を構え,防御体制をとる
⦅ジャキン!!⦆
相手の攻撃は盾で防ぎ切る事は出来ず,盾は破壊され俺は吹っ飛ばされた
俺は村の門に叩きつけられ,意識を失いそうになる…
その瞬間,マイケルが装備と武器を届けにきてくれた…ナイスタイミング(°▽°)
「おい!大丈夫か?意識はあるか?」
その声を聞き意識を保ち,立ち上がる
「はい,大丈夫です..それより…それって」
「あぁ..遅くなってすまない,パルデニウム鉱石で作ったアースト装備とアースト剣だ,これで戦える筈だ!」
「ありがとう..マイケル…..行ってくる!」
「あぉ..決着付けてこい!」
マイケルの言葉に押されながら新しい装備を着た俺は”ナイト・リッチ”向かって走り出して行く
「ウワァァ!止めてくれ!」
“ナイト・リッチ”が負傷した1人の兵士に攻撃をしようとした瞬間,俺は間に割って入る
“ナイト・リッチ”は少し驚き言葉を発する…
【生きていたのか!】
「まだ,俺は死んでねぇぜ!第二ラウンド開幕だ!」
俺の発言を聞き,両者の顔には笑顔になっていた
【まさかの復活だね..さて,どちらが勝つかな…僕を楽しませて欲しいよ】
そう言い,歴史の帝王は不敵に笑う