この連載は『信じても良いの…?』の続編になります
是非『信じても良いの…?』を読んでから見てください!
・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
残酷なパーティー、通称「死の舞踏会」から一週間が経った
主催国のボスの企みでパーティー参加者の能力が暴走し、死傷者が大勢出た
…と、なるはずだった
無能力者だと思われていた俺が能力に目覚め、
死んだ人間は蘇り、傷はすべて治すという人間離れした事をして無事に死傷者を1人も出すことなく幕を閉じた
いや、正確には死者が1人だけ出たが、黒幕だったということもあり
黒幕を殺したゾムさんも軽い罰で済んだらしい
まぁ参加者だった白尾団も警察の事情聴取等のため学校を休んでいた
今日は久しぶりに学校に登校する
ブルーク「学校めんどくさいよぉ」
なかむ「俺もめんどくさいけど…さすがにヤバイからね」
きんとき「1ヶ月なんてあっという間に過ぎちゃうからね」
きりやん「俺達も一応は一級だから他校に舐められるわけにはいかないだろ」
ブルーク「そーだけどぉ…」
皆が言っているのは、年に一度の大型学校行事。 『合同合宿』の事だ
他校の生徒も集まり一週間の能力強化合宿らしい
俺も詳しいことはよく知らない
…だから正直めんどくさい。行きたくない
シャークん「…スマイル、顔に出てんぞ」
スマイル「…えっ、出てた?」
きんとき「”めんどくさいな”って顔してたね」
きりやん「お前最近表情分かりやすくなってきたな」
スマイル「…そうか?」
こいつらと一緒にいると、安心して素の自分を見せられるんだと思う
絶対に言わないけど
スマイル「…そろそろ行こ」
なかむ「あ、そうだね」
~学校~
久しぶりに登校し、以前のように教室のドアを開けると
さっきまでうるさかった教室が一瞬で静まり返った
クラスメイトの視線は全部俺に向いていた
異変を感じたなかむときんときが俺の前に立ち、クラスメイトを睨んで威嚇しだした
なかむ達が転校してきた日から
俺達3 人とクラスメイトの関係はあまり良いとは言えない状況だ
なかむ「…何か用があるなら言ってよ」
生徒「……」
きんとき「…行こ」
自分達の席に着くが相変わらず俺に視線が集まっている
正直居心地が悪い…
廊下にも他のクラスの奴らが俺の方を見て何か話している…なんなんだよ…
予鈴が鳴り、担任が教室に入ってきてホームルームを始めた
先生「以前から言っている合同合宿についてだが_____…」
「……以上だ。あ、そうだ”スマイル”」
スマイル「…ぇ」
担任が俺の事を名前で呼ぶなんてなかむ達が転校してくるまであり得なかった
なかむ達のおかげで以前よりはマシになっていたがまだ『無能』と呼ばれることが多かった
…はずなのに
先生「お前、治癒系の能力なんだってな!そんな貴重な能力者だったなんて…お前は我が校の誇りだな!」
悪寒が走った
今までゴミを見るような目で俺の事を見ていたのに、今は…
先生「これでホームルームを終了する」
そう言い担任は教室から出て行った
なかむ「…急に態度変えてきやがって」
きんとき「…ね」
相当イラついていたのか2人とも眉間のシワが深い気がする
スマイル「なに俺よりイラついてんだよw俺なら大丈夫だよ」
きんとき「…何かあったら言うんだよ?」
スマイル「うん」
今までとは違う俺の新たな生活が始まった
コメント
2件
続編だー!! すごい楽しみに待ってます 頑張ってください!