テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ある日、家のチャイムが鳴った。
ドアが開いた音が聞こえて、
知らない人の話し声が聞こえる。
お腹がすいちゃって、
いっつもご飯をくれる人のとこまで
歩いてった。
リビングに来たら、
「隠れろ、」
って言われた。
状況はわからなかったけど、
二階のクローゼットの中に隠れた。
しばらくしたら、
沢山の足音が聞こえた。
人が沢山入ってきたみたい。
気になるけど、隠れろって言われたから
仕方なく隠れる。
話し声が聞こえてきた。
「こ 毛は んだ?」
遠いから、よく聞こえなかった。
足音が近づいてくる。
怖くて、人間の姿に変身した。
なんか、直感だけど
こうしてた方がいい気がしたから。
分かる、
すぐ目の前に人がいる。
ギィッ
開けられた。
「…この子供は?」
家の人達が、なんとか弁明してた。
俺の尻尾と耳は見えてないからね。
クローゼットが閉まって、
あの人達も帰った。
姿を戻して、リビングに戻った。
「ナイス判断だったぞ!」
沢山褒められた。
いつもよりご飯も豪華だった。
ある日、
四人がお出かけするらしい。
すぐ帰ってくるからね、って言われて、
ちょっとの間お留守番。
こっそり窓を開けて、外に出てみた。
沢山人がいたけど、
皆俺を避けていく。
ちょっとだけ寂しかった。
なんか、人が沢山来た。
どこかでみたことのある顔。
……、!
この前家に来たやつらだ。
全速力で逃げたけど、
相手も足が速かった。
すぐに捕まりそうだったから、
怖くて怖くて、
ただ逃げた。
角を曲がった先。
追っ手が先にまわっていた。
追い込まれたその時、
俺の体を捕まれた。
わざとやってるかってくらい、
めっちゃ揺れてる。
上をみてみたら、
顔をしかめてる、家の人。
あの人達からめっちゃ逃げてるし、
すごい足がはやい。
足の速さで、すぐに
相手を巻いた。
「怪我してない!?」
「大丈夫か!?」
「なんで抜け出したの!!!」
怒られちゃった。
素直にごめんなさい。
すぐに家に帰った。
そのうち追っ手がやってくるらしい。
この前された話を思い出した。
この人達は、ほんとは
俺と一緒にいたらダメで、
バレたら大変なことになる、って。
俺が、大変なことをしちゃった、って
しっかりと実感した。
ドンドンドンドンッ
「…、来たか」
思ったより速く来た。
きっと、ドアをこじ開けて
すぐに来ちゃうらしい。
ガチャッ
ドアが開いた。
「なぜ掟を破った!!!」
「あれほど感情を持つなと言ったのに…」
顔を真っ赤にして怒る。
「行くぞ」
とりあえず、
家の二人と二階へ逃げた。
下では二人が守ってくれている。
二人が教えてくれた。
この人達は、
僕のお母さん達を殺った人達だった。
許せない、けど、話は聞く。
昔から、祓うことに
罪悪感が沢山あったらしい。
俺を拾ってくれた意味が、なんとなくわかった。
「さもなくば撃つぞ!!!」
下の階から声が聞こえた。
すぐに向かった。
後ろから止める声が聞こえてきたけど、気にしない。
ギリギリ間に合った。
高くジャンプして、
宙をまう弾丸の前に行く。
俺の背中を貫通した。
妖怪とはいえ、痛みは感じる。
「おんりー!!!?」
声なんか、気にしない。
今、残っている魔力を全て使い、
俺はでっかい虎へと変身した。
渾身の力を込めて、
相手に突撃。
噛んだり、踏んだり、突撃したり。
魔力の消費がいつもより速い。
お願い、お母さん、お父さん。
「俺に、力を分けて」
最後の一人。
おもいっきり噛んでやった。
うなり声をあげて、倒れていった。
俺も、魔力と体力の使いすぎで倒れた。
「おんりー!!!、おんりー」
背中に激痛が走る。
水も落ちてきた。なんでだろう?
もう、痛みもよく感じないや。
「ごめんね…、おんりー」
なにが?
俺が守りたくて守った。
全部、俺がしたかったことなの。
だから、謝らないで?
残された力をふりしぼった。
「謝ん、ない…で」
皆の目が丸くなった。
「あり…、が とう」
俺がいなくても、
皆が元気に暮らせるといいな。
じゃあね、皆バイバイ。
”大好き”
1,358
473
1,004