この作品はいかがでしたか?
2,009
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続き、どぞ。
🇬🇧「アメリカ、貴方の想い人目を覚ました様ですよ?」
🇺🇸「あ、やっと起きた?まだ、説明何もしてないからここ連れてきて」
🇺🇸「後、他の奴らにも紹介するから全員集めろ」
🇬🇧「カナダから話は聞いていましたからね、そう言うと思って既に連絡済です。」
🇺🇸「親父さっすがー!俺の事よく分かってんね!」
🇬🇧「貴方の言いそうな事ぐらい想像付きます。無理難題を言い出すのはやめて頂きたいですが」
🇺🇸「早く来ないかなぁ…やっと、お前を手に入れる事が出来た…長かったなぁ、この2年間…」
🇬🇧「おい、私の話を無視するな…ってもう、日本さんの事しか考えてませんねこのバカ息子は…」
🇯🇵「うーん…ここはどこ…?」
🇯🇵「あの時、変な薬品嗅がされて意識を失った所までは覚えてるんだけど…」
日本が目を覚ますとそこは無駄にだだっ広い部屋と、1人で寝るには大きすぎるベッド以外何も無い簡素な部屋だった。
カーテンは、締め切られており外がどうなっているか分からない。
先程好奇心に駆られ、カーテンを開けたが辺り一面青空しか見えなかったので即座に閉めた。
下は見れなかった、高所恐怖症なので。
🇯🇵「ドアにも鍵がかかってるみたいだし…そもそも私を買うってなに…?私は誰に売られたの…」
思考が嫌な方向へと偏っていく。
状況が全く分からない中で、自身が売買されたという事実しか伝えられず無理矢理見知らぬ場所に連れて来られたのだから無理もない。
🇯🇵「まさか…このまま海外に連れて行かれて臓器売られたり…??薬漬けにされて奴隷とか…!?」
🇯🇵「…もっと楽しい事したかったな…私の人生ここで終わりか…」
想像力が底なし沼にどっぷり浸かり始めた所で、それを打ち消すようにコンコンと扉が叩かれ来客を告げる。
🇯🇵「はい…?」
🇨🇦「入るよ日本。って、なんで泣いてるの?なにか怖いことでもあった?」
🇯🇵「あ…貴方はあの時の…確か、カナダさん…」
🇨🇦「あ〜、ごめんね?そんなに警戒しないで欲しいな…って言っても無理だよね…」
🇨🇦「そりゃ、いきなり後ろから襲って来た奴が訪ねて来たら怖いか…」
🇯🇵「………………」
昨日の光景がフラッシュバックしてしまい、カナダへの警戒心と恐怖心は頂点に達してしまっている。
(泣いてた理由は別にあるが、それをカナダが知る訳もなく)
それに気づいたカナダは、少しでもその緊張を和らげる為に出来るだけ優しい口調で話しかける。
🇨🇦「兄さん…アメリカが君の事を呼んでるから一緒に来てくれる?」
🇨🇦「その時に、詳しい説明もするからさ」
🇯🇵「分かりました…。」
🇨🇦「兄さん日本連れて来た、入るよ」
🇺🇸「日本!!」
🇯🇵「ぐぇっ、苦しい…!!骨折れる折れるっ!!!」
🇨🇦「ちょっと力入れすぎ、日本が苦しそうにしてるよ。てか離れろ」
🇬🇧「そうですよアメリカ、話が進まないので後にしてください。」
🇺🇸「 ハイハイ、分かったよ…口うるさいな全く。日本そこにあるソファ座って?」
部屋に入るなり、アメリカに力強く抱き締められ思わず呻き声が漏れる。
カナダともう1人の男に窘められ、渋々といった様子で手を離すと中央に設置している革張りの如何にも高級そうなソファに座る様促した。
部屋の中には、アメリカ・カナダ・先程発言した男の他に後4人集まっている。
居心地の悪さを感じつつ、大人しく座るとアメリカも机を挟んで目の前の椅子に腰を下ろす。
🇺🇸「さて、先ずは自己紹介からしようか?俺とカナダはもう終わってるから省くぞ」
🇺🇸「俺の隣にいるのがイギリス、そっから時計回りでドイツ、フランス、イタリア、韓国だ。」
🇨🇦「他にも居るけど、今日は来れなかったからまた今度紹介するね」
🇺🇸「とりあえず今は名前だけ言うから、お互いに聞きたいことあったら後で聞いてくれ」
🇯🇵「分かりました…私は日本と言います。」
🇺🇸「それじゃあ軽い自己紹介も終わった所だし、お前が1番知りたがってる事説明するぞ」
🇯🇵「そうですよっ!!私はなんで売買されてるんですか!?私は、これからどうなるんですか…?」
🇩🇪「お前、この男知ってるだろ?」
🇯🇵「あ…はい。確か同じ会社の人ですね…」
ドイツから手渡された書類には、同じ会社で働いている人物が載っていた。
日本とは軽い世間話をする程度で、あまり関わりは無い。
🇩🇪「俺達はまぁ、世間で言うと反社会的勢力でな。悪どい事は普通にやっているんだが。」
🇫🇷「こいつね?うちから金借りてた奴なんだけど、踏み倒して逃げやがったんだよね」
🇫🇷「ちなみに、分かってると思うけどうちのトップはアメリカね」
🇬🇧「うちとしても、多額のお金を貸したまま逃げられるのは避けたいんですよね。組織の面子にも関わって来るので」
🇮🇹「そこで、白羽の矢が立ったのが日本。連帯保証人の君だったって訳」
🇯🇵「えっ、は??ちょっと待ってください!!私連帯保証人なんかになった覚えは…!!」
🇺🇸「日本、この男にさ。何も聞かずにこの紙にサインしてくれって言われなかった?」
🇯🇵「サイン…?あっ、そういえば半年ぐらい前に…ま、まさか……」
🇺🇸「そう、そのまさかだよ。お前人のこと少しは疑いな?」
🇺🇸「気軽にサインしたらダメだよ?今更言っても遅いと思うけど」
🇯🇵「なんで…そんな事…」
信じてサインしたのに、まさか自分が借金の連帯保証人にされているとは思っていなかった日本は酷い喪失感に苛まれる。
🇺🇸「一応確認するけどさ払える?1億円」
🇯🇵「1億!?そんな金額支払える訳が…」
🇺🇸「まぁ、そうだよね!支払えない場合はその場で死ぬか、そいつの人生終わらせるまで働かせて金を返済させる訳」
🇺🇸「そこで、最初の日本売買の話に繋がってくるんだけど。」
🇬🇧🇨🇦🇩🇪🇫🇷🇮🇹🇰🇷🇯🇵「……………は??」
アメリカ以外の心がひとつになった瞬間である。
イギリス達も驚いている事から、アメリカが突然言い始めた事なのだろう。
🇬🇧「はっ!?貴方、何言い始めてるんですか!?傍に置くだけって言ってましたよね!?」
🇨🇦「兄さん正気!?頭おかしくなったんじゃないの!?」
🇫🇷「アメリカが頭おかしいのは昔からだよ!!」
🇨🇦「それもそうだね!」
🇺🇸「おい、お前ら聞こえてるぞ。」
🇯🇵「あの…嫁って…?そもそも、私男なので嫁も何も無いんですが」
🇺🇸「だから何?男だろうが女だろうが、俺はお前を愛してる。性別なんて関係無いよ」
🇺🇸「ちなみに拒否権は無いから、1億円今すぐ払ってくれるなら拒否してもいいけどね!」
🇯🇵「愛してるって…本気で言ってらっしゃるんですか…?」
出会ったばかりの男に、そんな事を言われても大抵信じられる筈も無いのだが。
怪訝な顔をアメリカに向けるが、彼は至って真剣な顔で日本を見つめており嘘か本当か分からなくなってしまう。
🇺🇸「本気に決まってるだろ?じゃないと、1億円出してお前買わないよ。」
🇺🇸「あ、そうだ!忘れる所だった、日本こっちにおいで?」
🇯🇵「………?」
🇯🇵「今度は、なんですか?もう、頭の中キャパオーバーなんですが…」
🇺🇸「はい、これ付けてね♡」
🇺🇸「うん、よく似合ってる!可愛い♡♡」
🇯🇵「いやっ、可愛いじゃないんですよ!!何してくれてるんですか!?何この首輪!!」
日本の首に付けられたのは、白の真ん中に赤い丸が描かれていた機械でできている首輪だった。
外そうと藻掻くが、全然外れる気配は無い。
🇺🇸「あ、その首輪無理矢理外したら爆発するから。」
🇺🇸「ちなみに、GPSも付けてるから逃げようなんて馬鹿なこと考えないでね?」
🇯🇵「嘘でしょ…私の人権どこ行った…??」
自分の意思とは関係なく、勝手に進んでいく物事に思考が追いつかない。
いっその事今までの出来事は、全部夢であって欲しいと思うが残念ながらこれが現実だ。
アメリカは、放心状態の日本の頬を両手で包み込むとそのまま上を向かせた。
また、なにをされるのかと身構えた日本にニコッとイギリス達も見た事ない笑顔で微笑むとそのまま軽い口付けを落とした。
🇺🇸「I promise to love you forever.《この先もずっとお前を愛する事を誓うよ》」
🇺🇸「これから末永くよろしくな♡」
🇯🇵「〜〜〜〜〜〜っ!?!?!//////」
日本国、20歳、れっきとした男
彼女も婚約者も無し。
だったはずなのに。
今この時をもって、反社のトップの旦那が出来ました。
🇷🇺「兄貴」
ソ連「なんだ、ロシアに中国。揃いも揃って珍しいな」
🇨🇳「アメリカが結婚したらしいですよ」
ソ連「…はぁ?お前ら嘘つくならもっとマシな嘘付けよ。」
🇷🇺「インドからの情報だから間違いない。」
ソ連「あんな人を人と思ってなさそうな奴が結婚だと…?感情あったのかよ、あの冷徹男」
🇨🇳「ボス、それ以上はいけない。自分にブーメラン投げてるだけだから」
ソ連「喧嘩売ってんのか、中国」
🇨🇳「そんなまさか!」
ソ連「…こいつ…それにしても、あのアメリカが選んだ相手か…気になるな。」
ソ連「おい、インドにもう少し情報を探らせろ。俺も興味が湧いた」
🇨🇳🇷🇺「了解、ボス」
🇵🇼「ないちー!!」
日帝「パラオか、どうした?」
🇵🇼「アメリカが結婚したって!!」
日帝「…なんだと?あの鬼畜米帝が結婚?」
ナチス「あいつと結婚するもの好きな奴この世に存在したのか…?」
日帝「金チラつかせたか、脅して無理矢理嫁にしたかの2つに1つだろ」
ナチス「私は後者で」日帝「私は後者だが」
ナチス・日帝「………………。」
🇵🇼「2人ともアメリカにめっちゃ失礼なこと言ってるよ…」
イタ王「本当にね?失礼な人達だね、パラオ!」
ナチス「そういう貴様はどちらなんだ、イタ王」
イタ王「何言ってるの?後者に決まってるでしょ」
🇵🇼「えぇ…結局後者選ぶの…。」
日帝「まぁ、冗談はこれぐらいにして。パラオ、もう少しその情報探ってくれるか?」
🇵🇼「うん、分かったよないち!」
続く!!
質問なんですけど、文字数とか行間どうですか?
読みにくいとか、長いとかありますか?
出来るだけ読みやすくしたいので、なにか気になることあったらコメントください🙇♀️
お礼💌
恒例化したお礼タイム!!
いいね、コメント、フォローありがとうございますっ!!
とても嬉しいです😭
好きって言ってくれる皆様が私も大好きです!!チョロいのでめっちゃモチベ上がりました、頑張ります🔥
シリーズ物だしすぎて、放置しちゃってる作品あるのごめんなさい😌
最近日帝さん×日本にハマりそう。
てぇてぇ
めっちゃ長くなっちゃった!!
ここまで、読んで頂きありがとうございました!!
お疲れ様です!!
さよなら👋
コメント
29件
好きです 江戸も日帝も日本と同一人物なのも好きですし、日帝✖️日本も好き❤️
うんもう好き
他のも、読みたいので、相互フォローしてほしいです