テラーノベル
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こんにちは、kanaです!
今回からストーリーが始まります!
まだ見ていない方は人物設定から見るとよりわかりやすいと思います!
では本編どうぞ!
私が高校生になってから、もう1年が経った。今日は2年生になって初めての始業式。そして…新しいクラスが発表される日。周りの喧騒に身を任せるように、張り出されている新しいクラスを見に行く。そして自分の名前を探す。
「浅倉 海」
名前を見つけた。クラスは2年3組。私はクラスメイトを確認する。するとその中に、さやかの名前があった。さやかは私の1年生の頃からの親友。あまり人付き合いが得意ではない私にも積極的に話しかけてくれる。
「あ、海だ!おはよー!」
噂をすれば。聞き慣れた声のする方を見ると、さやかがいた。私が「おはよう」と挨拶すると、さやかは自分のクラスを確認し、クラスメイトに私の名前を認めると私の方を向いて言った。
「やった、また海と同じクラスじゃん!ってことは修学旅行一緒に行けるよね?」
私はその言葉を聞いて思い出した。今年は修学旅行があるんだった。でも…
「さやか、ごめん。私、小学生の頃からずっと修学旅行行ってないんだ。家の事情で。」
それを聞いたさやかは、
「え、そうなんだ…なんかごめん。」
とだけ言って、少し俯いてしまう。なにか悪いこと言っちゃったかな、と思ったけど、さやかはすぐに顔を上げた。
「じゃあ、もう教室行こうよ。席、どこか気になるし!」
私は「そうだね」と返し、さやかと教室に向かった。2年3組の教室は、少し遠くなっていたけれどそこまで距離は変わりない。教室に入って席を確認する。私の席はある男子生徒の隣だった。名前は…
「小西 修弥」
確か…1年の頃から先生に目をつけられていた、校則違反常習者。でも成績が良いから口出しされていないって聞いたことがある。怖いんだろうか。私は少し怯えていた。でも。
「お前か、浅倉海。席、俺の隣なんだな。よろしくな」
かなりフレンドリーに話しかけられ、私は一瞬戸惑った。でもここで話せたら、友だちが増えるかもしれない。
「うん。私が浅倉海だよ。修弥くん…って呼べばいい?よろしくね。」
「修弥でいい。呼び捨てでいいから…お前のことも、海って呼んでいいか?」
突然の提案だったけれど、
「…うん、いいよ!」
私の承諾を聞くと、修弥は笑った。
「じゃあ海、改めてよろしくな。」
「こちらこそよろしく、修弥。」
今年は楽しくなりそうな気がした。
もう、「私」として過ごすのも慣れた。このままあと2年間…いや、この先ずっと「私」として生きていきたい。
そんな望みを抱いていたのは、ほんの一瞬だった。
ここで切ります!
次回もお楽しみに!
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