メイン 水、橙
サブメイン 黒、緑、桃
サブ 青、赤、灰、紫
⚠︎学パロです
⚠︎「今日も世界は尊いです」の、けいが出てきます。
サブメインの黒はけいちゃんのことです。
⚠︎この物語では、けいちゃんは腐女子ではないです。
カップルもいません
⚠︎けいちゃんは「ki」と表記します。
これらがいいならどうぞ!
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tk「…………」
誰もいない部室で、一人静かにゲームをいじる。
まぁ、誰もいないんだしいつものことだし、ここゲーム実況部だからいいよね。
それにしても誰も来ないな……。
はるてぃーは部長会議で、うたは風邪で休みってことは知ってるんだけど。
ゆーまくんとかこむぎとか、この時間なら来てそうなのに。
チラッと時計を見る。
指している時間は3時45分、授業が終わってから15分経っている。
俺は、目の前に置いてあるエナジードリンクをゴクっと一口飲んで、またゲームに戻った。
それから、しばらく経った時だった。
2分3分ぐらい経った時、微かに「がらッ……」と、何かの音がした。
なんだと思ってドアの方を向く。
そこには、沢山の課題を持ったきゅーが立っていた。
tk「ッッ……!?きゅー…?」
kyu「あれッ、たくぱんッッ!早いんだねッ!」
いつもの笑顔で笑うきゅー。
普段なら課題とか持ってこないはずなのに…、珍しいな。
そう思いながら、俺は先ほどまでつけていたヘッドホンを外してきゅーの方を見た。
なにやら、これから勉強するらしい。
「よし、頑張るぞ ~ッ!」ときゅーは一声あげると、鉛筆を持って課題に向かってしまった。
tk「珍しいな、きゅーが勉強するなんて」
kyu「めッッ、珍しいってッ…も ~ひどいよたくぱんッッ!僕だって勉強するもん…」
tk「ふ ~ん……なんで急に勉強しようって思ったの?」
kyu「う ~ん……ほら、ここの部活ってさF組の人多いけど、その分A組の人も多いじゃん?
はるさんとかうたくんはもちろん、同級生のゆーまくんも頭いいから。
みんな努力してるのかな ~って。だから、僕も見習うことにしたの!」
「でも、結構気分の問題だよ!」ときゅーは一言付け加えた後,また課題に向かった。
ゆーまくんは、頭がいい。
でも、前その事でちょっと問題が起きちゃったんだ。
家の事情で辞めるってなって…俺たちは必死に止めてた気がする。
でも、最終的に止めてくれたのはこむぎだったんだよな…。
確かに脳筋だし、ポジティブだし…、努力しました!!ってよりかは元の才能っぽさそう……。
でも、はるてぃーとかも努力してたしなぁ……、山田は論外。
そう一人で考え込んでしまった。
少し,メンバーのことを考えると楽になれる。楽しくなれる。
だから自然と考えてしまうんだ。
何やってんだ俺……。
心の中で、少し恥じらい心を覚えながらスマホをまたいじった。
やりたいゲームがメンテナンス中になってしまったため、気分で写真を見た。
そーちゃんのことをいじっているゆーまくん。
いつものごとく苦労しているうた。
けいが、実験しているところ。
きゅーが寝ているところ。
はるてぃーが猛勉強しているところ。
山田とこむぎが、ハイタッチしているところ。
みんなで、笑い合っている写真……。
本当に幸せなんだなぁって、自覚できた。
みんな何かしら問題は抱えていると思う。
前のきゅーとかゆーまとかみたいに。
少なくとも俺は、みんなで楽しく活動ができて幸せだ。
みんなにも、幸せになってほしい。
微かに笑みが溢れた時だった。
またガラララと音がして、ドアが開いた。
ki「おっす ~ ~!」
tk「あ、けい」
kyu「けい先輩ッッ!こんにちわッ!」
ki「おん、あれ歌い手組だけ?」
tk「まぁ、みんないないし」
誰が入ってきたのかと思えば、この実況部でただ一人の女子メンバーけいだった。
まぁ男子に間違えられることも少なくはないんだけどね…。
けいは、編集担当と企画担当をしている。
まぁ裏で活動している人だな。
元々サイエンス部だったから、だいたい助っ人としてきている。
実験と理科が大好きな人で、よく変な薬を作りまくっているんだ。
tk「けいも今日なんか早くね?」
ki「だってはるてぃーもうたっちゃんも居らへんからさぁ……。」
kyu「はるさんは確か部長会議でしたよね?」
ki「はるてぃーはうたの看病するから帰るって言っとったで」
tk「えッッ、部長も副部長もいないのかよ……」
ki「おん、………メッセージ送ってみるわ」
「えっと ~…はるてぃーは…」と、けいがスマホをいじりだす。
部長も副部長もいないとなれば……この部活やばくないか?
まぁ、まとめられるのはうただけかもしれないけど…。
流石に動物園になるすぎるんじゃないか…?
てか、F組3人もいないしゆーまもこないし。
ki「あ、メッセージ帰ってきた。」
tk「なんて?」
ki「『うた今爆睡中w』だってよ」
tk「ふ ~ん…」
ki「ほら写真」
tk「めっちゃ寝てるじゃねぇか…w」
ki「なw」
写真には、うたがぐっすり眠っている写真。
普段苦労人の彼だからこそ、今日はしっかり休んでほしい。
ふと俺は気になって、けいに声をかけた。
tk「てかさ、みんな遅くね?」
ki「ん ~…まぁ確かにな。4時過ぎやしもう来てもおかしくないと思うけど…」
tk「ゆーまとかいつも早いだろ」
ki「…あ、はるてぃーから追加でメッセージ来た。ん ~とどれどれ…?
『あ、そういえばゆーまとザウルスは部長副部長がいないなら帰るって帰ったぜ』
…やって」
tk「はぁ?じゃあ今日5人じゃん…」
ki「まぁそういうことになるけどさあ…こむぎと山田は来おへんし…」
tk「何してんだあいつら…?」
ki「俺みてくる?」
tk「あ、いや。俺も行くわ」
kyu「え、あ、二人とも行くの?」
きゅーに「いってらっしゃい!」と声をかけられると、俺とけいは二人で部室を出た。
ここからF組までは結構近い気がするので、二人で並んで歩いていた。
放課後だから、教室には誰もいないし、外からは野球部の声が聞こえてくる。
すると、奥から何やら怒鳴り声が聞こえてきた。
最初は気のせいだと思っていた。
だけど、F組に近づくいて行くにつれ、声の主がこむぎと山田と言うことがわかった。
隣のけいもそれに気がついたようで、早歩きで歩いて行った。
俺もそれについて行く。
tk「……ぇ」
俺らがみたのは、衝撃的なものだった。
いつもは二人仲良しで、相棒と言い合っている二人なのに何故か喧嘩している。
隣のけいも、びっくりしたような表情で固まっていた。
km「お前なッッ!!前からずっと思ってたけどな!!
人のこと知らん癖に勝手に口出すなやッッ!!!」
ym「あ”ぁッッ!?山田に伝わらんように言うお前が悪いんやんか!!」
ki「ちょ、お二人さんッッ!?何してんの!?」
荒れ果てた教室。
ドアやカーテンがガラ空きになっている。
机や椅子も、倒れていて殺風景だった。
けいが、こむぎと山田の間に入り込む。
ym「どけやけいッッ!!!邪魔や!!」
ki「いやいやいやいやッッ!流石にこれはまずいんちゃいますの!?こむも!」
km「………すまんわ、けい。俺も無理や、そこ退け」
ki「ちょ、流石にあかんって…先生もくるしさ、なぁ?
変なことする前にやめた方がええって。」
tk「お前ら廊下まで響いてんだぞ。
何があったか知らないけど、大喧嘩になる前にやめた方がいいだろ」
ym「うるせぇッッ!ゴミドリには関係あらへんやろ口出しすんなやッッ!!!」
tk「はぁ………………??」
少し頭にくる。
でも、山田の表情を見てわかった。
いつものふざける様子や気配は全くない。
これはマジギレしている。
けいの顔も、どんどん青ざめていき、二人の喧嘩を止めさせようとなんとか説得していた。
二人はそのけいの言葉を聞く様子もなく、二人で睨み合っている。
……一体何があったんだろう、あの二人が喧嘩するなんて。
仲良しだからこそ、ずっと喧嘩しないものだと思っていた。
二人で、楽しくやっていって
………喧嘩なんて、あり得ないだろうと思っていた。
ym「お前なんか知らんわッッ!!」
tk「あ、ちょッッ……あ”ぁもうッッ…」
俺は、音を立てながら教室から出て行った山田を、しょうがなく追いかけるために走った。
コメント
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続ききになりすぎてねれねぇ、、、これ、こむさんメイン、、、のペアやまこむ、、、よな←