ごめんなさい。
ちょっと無理やりuretに繋げてしまいました。、……wハ?
話がごちゃごちゃです。
ご理解した上でご覧ください。
ボツなのでもしかしたらいつか消すかもしれません。
***
今回、俺とjpは、nnnaーn…だっけ?
ま、まぁ…その大人気なアイドルの警備員を任された。
「俺ら…凄くね!?」
「まぁな!…それじゃ、今から挨拶しに行くか!」
「お、まじで!?生で見れるん!?」
ファンではないけど、よくテレビにでも出てるわけだ。大興奮してしまう。
***
ガチャッと、ドアをjpが開けると、椅子に座っていたn、nnnaーnが振り返る。 ……言いにくいな…。
「あ!来てくれたんですね!」
椅子から降りて、ニコッと微笑む。
「あ、はい!本日はよろしくお願いします!」
「いえいえ!こちらこそ! 」
また笑顔を見せる。
流石アイドル。
「…あ、あと…実は相談したいことがあって… 」
しばらく話したあと、nnnaーnが怖がっている表情を見せる。
「実は…これ…」
震える手でそっと手紙を差し出されると、そこには、誘拐するという言葉が書かれていた。
「えっ…なにこれ…」
「えっ…、と、これが今日届いて…」
「え、ライブ中止にしなくていいんですか!?」
「は、はい!中止にしたくないんです!」
そう言い切るから、俺とjpは困った顔で顔を合わせる。
「…大丈夫ですよ!俺ら、最強なんで!」
沈黙の後、jpがそう明るく話す。
「ぁ…お、おう!」
流石だな。
俺は合わせることしかできなかった。
「っ…よかったです!ありがとうございます!」
今度は、キラキラして輝いた表情に変わる。
アイドルだから、可愛いなとは思った 。
でも、違ったんだ。
ドキドキしたり、その顔が、ずっと頭の片隅に残ることだなんてなかった。
恋とは違う感情。
「…あ、もうすぐ始まるので行きましょうか!」
***
だから、驚いたんだ。
「あの〜…すいませーん」
jpが女性に話しかける。
「あ、はい!」
「望遠鏡は控えてもらっても…」
橙色の髪の綺麗な髪の隙間から、チラッと輝いている瞳が俺の視界に映る。
「ぇっ…」
「あ、ごめんなさい!」
顔を見ると、アイドルでもないのに、さっきのnnnaーnよりも輝いているように見えて、眩しかった。
その人が持っているピンク色のペンライトが、彼女の顔を光らしているからじゃなくて、ただ、普通に、眩しすぎて直視できなかった。
「っ…」
初めての感情だった。
ドキドキして、ただただ俯くしかなかった。
「これは没収しますね」
「あっはい!ごめんなさい…! 」
「…おいjp、行こうぜ」
信じたくなかったんだ。
この感情の名前を。
「え?あ…お、おう」
なんかこう…角で美少女とぶつかる…的なもんが恋の始まりだと、ずっと思ってた。
なのに、こんな簡単に、俺の初めての感情が奪われちまうだなんて。
名前も知らない誰かに、どうしてこんな想いが…。
「っ…」
俺はどうしても忘れたくて、歩くスピードを速めた。
その後は、男ばっかりで思い出さないと安心した。
「う〜ん、美味いねぇ」
「えっ、焼き肉ぅ!?何してるんですか!?w」
「…焼き肉はやばいだろ…(笑)」
「なにあのピンクの席!?w」
「うおっ、でけぇ…(笑) 」
それでも、やっぱり気づいたらあの顔が浮かんできていて。
…上手く、笑えていたのだろうか。
「なぁ…jp」
「ん?どうした?」
「俺って……いつも通りだよな」
震えている声でそう話す。
自分でも馬鹿だと思った。
でも、不安だったんだ。
周りから気づかれるほど、俺の気持ちが強かったら、どうしよって。
この気持ちの名前が、本当だって信じたくなくて。
「…どうしたんだよ、急に…」
「あ…いや…今ライブだから…テンションおかしくねーよなって思って…(笑)」
ぎゅっと拳を握りしめる。
「あー…そゆこと、まー…おかしいとは思ってない…けど」
よかった。と、心の底から安心した。
ふぅ…と、息を吐いて上を見上げる。
さっきまで、君がいた場所を。
……でも、いなかったんだ。
「……は」
「naた〜ん!ケーキ作ったよ〜、プレゼント〜!」
「あっ!おいステージに登るな! 」
あれ、何でいないんだ?
上を見渡していると、君の後ろ姿を見つける。
階段で上に登っていく姿だ。
「…は?何で…」
いつもなら、迷わず俺も上に登っていったけど、でも…見逃してしまったんだ。
上に登っていく理由は?
もしかして…あの手紙の犯人?
そんなこと、聞けるはずがない。
「っ…jp……あれ」
後ろを振り返ると、jpはステージの上で、どうやらファンをステージから降ろさせようとしているらしい。
俺も走って、ステージの上に登った。
***
あの後、おかしなファンたちから話を聞くと、どうやら命令されてやっているらしい。
それも、橙色の髪の人に。
「お前…本当か?」
最後の最後まで問い詰める。
「本当だって!仕方なくやってるんだよ!」
ファンたちの話と、jpの推理で、君がいるところまで追い詰めてしまった。
「やめるんだこんなこと!」
「っ…自分が迷惑をかけてることをわからないのか!」
言いたくなかったけど、でも、言うしかなかったんだ。
「っ…うるさい!」
さっきと、変わらない綺麗な髪が揺れる。
君がツルハシを上に上げる。
するとjpがすぐに君を押して、君はすぐさま走って逃げていく。
「おい待てっ!…ur、追いかけるぞ!」
「……おう」
重い足を動かして、なんとか君の元へ走る。
jpが頑張ってくれて、やっと君を捕まえた。
「っ…ごめんなさいっ」
謝ってツルハシを渡す君に心が痛む。
ごめんな、俺が君のこと守れたのに。
「…いいんだ、君も純粋なファンの一人だったんだろう」
そっと、緊張した手で君の背中をさする。
「っごめんなさい」
「……悪いけど、これは殺人未遂だ、ライブが終わった後、牢屋に入れる」
怖い表情をしたjpがそう伝える。
「っは…?それはやりすぎなんじゃ…」
「ur、何で庇ってんの?いつも俺よりも怖い表情して逮捕してるのに」
「……わりぃ…テンションがおかしくなっちまってるわ」
つい、庇ってしまった。
jpに言われた通りだ。なんで庇ってんだよ。
大人気なアイドルを殺そうとした、犯罪者だぞ?
「…私…もう…ファンの資格なんかっ、」
ピンクのペンライトを持った君の手が震えている。
「…」
やっぱり…可哀想じゃないか。
こんなにも愛していただけなのに、捕まるだなんて。
「…大丈夫だよ、反省したなら、立派なファンだ、な?」
jpにそう問いかけると、呆れたように笑って。
「…だな、…ほら、アンコールしようぜ!」
「っ…アンコール!!」
jpに言われて、大きな声でそう叫ぶ君。
「…アンコール!アンコール!!」
「アンコールありがとうございます!では最後の歌……アイドル!」
「お、やった!」
ピンクの光に包まれて笑う君。
「っ…!」
naたんなんかより、最っ高に可愛いじゃないか。
「みんな〜!今日はありがとうございました〜!!また来てね〜!!」
ライブが終わり、jpが君に話しかける。
「もう…大丈夫?」
「…はい!……可愛いところ見れたので!」
そう言って笑う君は、俺の目には切なく映った。
名残惜しいが、そっと君の背中から手を離し、君の瞳を真っ直ぐ見る。
うん、やっぱり綺麗だ。橙色の髪がよく似合う。
「……よし…行こうか」
***
外から刑務所の中に入って、鍵を差し込む。
ガッチャン
そして、関係者以外立ち入り禁止から抜け出し、みんなが話し合っている部屋へ入る。
「…すいません、遅れました」
俺がいない間、話し合いによると、君は牢屋に一年間以上入れられるらしい。
人気アイドルだったから…みたいな。
「urはそれで納得かな?」
君は、牢屋に入れられるから、とてつもなく可哀想だと思った。
「……はい」
「…よし、じゃあもうすぐそこにいるし、牢屋に連れて行きましょう」
だから、俺が
「俺が牢屋に連れていきます」
俺が
「あれ、urさん警備員じゃないんですか?」
「…いいですか?」
「…え…ま、まぁ…大丈夫ですけど…」
俺がやるんだ。俺の全てを君に。
君に。
***
「…ねぇ、名前なんて言うの?」
初めての、二人きりの時間。
「あ…etです!」
「おー可愛いじゃん」
「……へへっ、でしょ〜」
少し沈黙が続いたと思ったら、ニコッと笑う。
「警備員さんは?」
「俺はー…ur」
「なるほど!覚えときますね!」
また笑顔を作る君に、足を止めて言葉を吐き出す。
「…いや、覚えなくていいよ」
「……えっ?」
俺は君と向き合って、じっと顔を見つめる。
綺麗な髪。輝いてる瞳。
だったはずなのに、今は少し…君の表情が暗い気がする。
やっぱり君には…刑務所だなんて似合ってない。
「…推しのために、助けてやろうと思ったのに捕まっちゃって…納得してないでしょ?」
「…」
少し表情が固まった後、黙って俯いてしまった君。
「…」
俺はしゃがんで、君の顔を覗き込む。
「…実はさ…俺も納得してないんだよね?(笑)」
「……えっ」
「自分の人生をかけたのに、失敗して、こんなあっさり捕まっちゃってさぁ……こういうことで、話したいことがあって…」
口を閉じて、また開く。
「…俺が、脱出させてあげようか」
「……えっ、どっ、どういう…」
「…脱出、したいでしょ?」
「そっ、そりゃあ…」
「ははっ、正直だなぁ」
震える手で、君の頭を撫でる。
「ちょっ…」
「…ごめんごめん(笑)…なら、今から作戦を伝えるね?…ほら、すぐそこに関係者以外立ち入り禁止っつうところがあるだろ?そこ鍵開けるから、そこ入ってって…そのずっと奥に外に繋がる扉があるんだ、その扉を開いたら急いで逃げるんだ」
「でっ、でも…監視カメラとか…」
「関係者以外立ち入り禁止のところはないよ」
「人は…?」
「人もねぇ…いないと思う、音立てなければ大丈夫」
「…外に繋がる扉は開いてるの?」
「あぁ…さっき閉めるふりして開けた(笑)」
話し合う前、鍵を差し込んでガッチャンと音を立てて、ドアを開けた。
「……どうした?怖くなった?」
質問攻めしてくる君に違和感を感じ、そう問いかける。すると、驚くべきの言葉が聞こえた。
「…いや…違くて…警備員さんが…私が脱出したせいでなにかならないかなって…」
どうやら、俺のことを心配してくれているらしい。
「…、俺なら……」
俺なら平気だよ。
「牢屋に入れたって嘘つくし(笑)」
君に俺の全てを捧げるって決めたから。
「…私のせいで…警備員さんが怒られたらごめんね…?」
最後の最後まで俺のことを心配してくれる。
…ほら、やっぱり。
「ははっ」
もう一度、君の頭をそっと撫でる。
緊張して、胸がうるさいけど、それでも触りたくて。
「優しいじゃん」
やっぱり、君は本当は根が優しい人なんだ。
そっと君の頭から手を離し、立ち上がる。
「よし…作戦実行だ」
歩いて、関係者以外立ち入り禁止の鍵を開ける。
「よし、いってらっしゃ…」
「ur」
「…えっ」
俺の後ろにいた君から俺の名前が聞こえて、思わず後ろを振り返る。
すると、君の目は…あのライブのときより輝いている瞳に変わっていた。
君のために、キラキラと輝く光があると言われてもおかしくないくらい綺麗だ。
「…へへっ、覚えてあげるよ」
ニコッと歯を出して笑う。
やっぱり、ライブのときと変わらない、可愛い笑顔。
だけど、その笑顔は、今は俺のためだけに見せられたと思うと、心臓が大きく跳ねる。
「…忘れんなよ〜(笑)」
「…urこそね?私の名前…覚えといてね? 」
「…あぁ…忘れないよ」
俺も優しく笑みを返すと、君が安心した表情を作る。
「…よし、なら…行ってくるね」
「…あぁ…時間稼ぎとかは任せろ、絶対守ってやるからな」
「…じゃあ、もし私が脱出できたら…いつかurに会いに行くよ」
へへっと照れくさそうに君は笑う。
冗談だとわかってる、わかってるけど…。
「…」
やめろよ。 会いたいと思っちまっただろ。
「…バレんように頑張るわ(笑)」
「うん!……じゃあ、行ってきます」
「…ん、行ってらっしゃい」
ニコッと微笑んで、手を振る。
「…はは…(笑)………」
あぁ、もう…戻れない。
君はもう、戻ってこれないんだ。
『いつかurに会いに行くよ 』
本当?どうやって来るの?
信じてもいい?
『ur』
名前を言ったとき、なんで瞳が輝いていたの?
キラキラと輝く宝石みたいな…。
ねぇ、君の目には俺はどんな風に見えてる?
あれ…なんでこんなこと気にして……。
そうか。俺は…。
そっと、まだ収まらないこのドキドキした胸を押さえる。
このうるさい胸を。
この止まらない感情を。
全部、知りたくなかった一つの言葉にまとめる。
「君のことが……いや、……etさんのことが……好きだ」
コメント
2件
うわぁぁぉぁぁぁぁん😭😭 なんかすごい切ない感じのでなんか、…なんか…!なんかうおぉぉってのがくる…✨🥺 まじで物語の作り方とか表現とかうますぎですよ、、、