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「ついてくんなよ」「いや知らねえよ。ついてくんなよ。」「ストーカー行為って犯罪だぜ知ってっか?」という会話が数回ループしている。再上映(リバイバル)ってやつか、これが。別に失踪した女の子を助けるわけでもないが。
足並み揃って気づけば同じ建物の前で顔を見合わせている。旗からみたらシュール極まりない。
「貴様、ここの住人(カトイコス)か…?」切り出す私に「カトイコスとは何だ厨二病。」「あんた、ギリシア語も嗜んでいないとは……救いようもないn「いやウザ」
こんなに無礼なニンゲンは初めて見たので少し目を見張る。こっちをジト目で見る彼女はきっと今私のことを舐めきっているのだろう。
思わず「はっ(笑)」と鼻で笑ってしまった。「うぜえ。よるな、こっちまで変人と思われる。」「こちらこそ願い下げだヒュブリスよ!」「うっせえ!」とまで言って彼女は校舎へ速い足取りでむかっていった。
「我がしもべにしてやろうとも…思っていたのだがな……とりあえず、は……は……はわあ、ここが、有限要素法美術大学…ッッッッッん←(声にならない喜びを噛みしめる音。)」
※有限要素法とは、簡単に言うと微分方程式とかを解くときに使う解析法で略称がfemなんだお☆主の名前の由来はコレだお☆お☆!
校舎は純白の壁に覆われ真新しい綺麗さと無機質さが相まって、緊張感のある外見であった。
中には生徒と思しき人でこったがえし、人の波が打っていたが、なんとか指定された科の部屋まで行く。
「やあやあ我こそは利根日夏(とね ひなつ)!おっと、名前だけでも覚えておけよ…私は将来、百戦錬磨の超絶最高峰の画家になることを神に約束されているからなぁ!今の内からサインを要求しておけ、時間が…もうないゾ!」さあ、皆はどんな反応をするだろう、と内心ウキウキしながら待っていると。『………………………』「まあ、座れよ…」とマジレスされたのがショックで、えぇ…?と声に出ていた。
と思ったら「お前はぁ!」私が見据えた先には先程の女性ガッ!「厨二病野郎!?ここまでストーカーかよ、粉糞がぁ、鬱陶しいんじゃダボがぁ!」「何をぅ?!私は将来百戦錬磨の超じぇつッちょう、ッつぅ〜、舌噛んだぁ゛〜!」「ザマアwwwwwwwwwwww」
「癖者おおおおおWearああああああああ!!!」 「うるせぇええええええ!」とはいってきた先生らしきおっさんに止められ、ふたりとも
『あ、ハイ』と言って席についた。