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※この物語はフィクションです。
実在の人物及び団体、事件などとは一切関係ありません。
〈File55:疑惑の依頼〉
「……捜索願いが出てない?」
電話越し、私は思わず伯父さんの言葉をそのまま口にしてしまった。
私は千景さんのことを伯父さんに相談していた。
私達だけで千景さんを見つけられたらいいけど、警察の権限を使って探せるならその方がいいに決まってる。
もし運良く廃墟の場所がわかったとしても、千景さんがまだその辺りにいるとは限らない。
千景さんが失踪したのは深夜だから目撃証言を取るのは難しいし、他に手がかりが残されてるかもわからない。
悠長に探している時間はないけど、私達でやれることはとても少ない。
その点、警察なら千景さんが抱えていたトラブルや、お金の流れ、通信情報の開示、病院への問い合わせだってできる。
そのためには千景さんの失踪を警察に事件として認めてもらわない****************
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