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婦人科病棟の一室から
赤ん坊の泣き声、
杏子…
「部屋は何処だ…」
「真之介来たな」
「中邑社長…」はぁ…はぁ…
「お前な兄貴って言えよ笑っ」
でも…
杏子さんのご主人お入りください
はぁはぁ…
「はい!」
「え?この方ですか?…そちらの方ご主人じゃないのですか…中にお入りくださいませ」
観ても若い真之介だよな…
佐和子が御手洗いから出てきて。
「来たの?真ちゃん」
エレベーターが上がってきた。
千鶴さん…
麻美と章吾さんが見えた
階段を使って上がってきたのは瀧澤だった。
産まれたよ!瀧澤
……はぁ!
「どっち!」
「お母さん大丈夫なの?叔父様?」
「大丈夫らしいな真之介が中に入ったからなぁ笑っ」
「真之介さん~泣かないでよ!恥ずかしいって!」
「ごめん杏子さん…」
看護士がドアを開けた。
身内の方男の子と女の子ですよ
あ?双子…
ちょっと…
産声あげてた元気な男の子と女の子
「早く顔を観たい~笑っ」
「お前な千夏、木実いるだろ…」
「パパ~笑っ又作る?」
麻美さん…この場で言うか…
叔父様…ごめんなさい
お前の父親の法事するだろ?
30年立つんだ…
どんな人だったの?…
優しくていい男だったよ幸哉に似てたから。
瀧澤の叔父様…
「麻美さんが泣くな…そんな所杏子さんに似てるし笑っ小さいよな正哉笑っ」
マズイって真之介が出てきた…
「俺がどうしたって?…」
少しお母さんの杏子さんが疲れましたから寝てた。
ベッドごと運ばれた
…
お婆ちゃんの顔じゃないよね…
「むきは杏子童顔だわよ笑っ」
母さん~
奈緒に涼介きたの、
高校生になったのよ奈緒が…
早いよな…若者は…
あなた…
「佐和子の旦那?…」
体格の良い事…
「中邑社長ですか?西澤康介です」
「こちらが片腕の瀧澤幸哉、杏子の旦那の真之介です松木章吾が麻美のご主人」
「杏子さんのご主人若いな…彼女もまだ見てないから…」
「涼介あなたきちんと挨拶したら…」
母さん奈緒が…
「あの娘は私に似てるのよ」
初めまして…
「目元佐和子に似てるな笑っ」
母さんに…ショック💧
何でよ
杏子おば様の顔が観たいな…
ねぇ皆外で話してないで入ったらわ、
杏子が呼んでるな…
真之介が押された…
何でまた俺が先かな…
あなた笑っ
杏子の良い顔が穏やかに見えた。
「起きて大丈夫なの?」
「平気よ…」
「奈緒何してるのよドア閉めてよ」
こ、個室って高いだよね。お父さん…
奈緒失礼よ、
「西澤さんですか…初めまして杏子と言います…姉も私より強いから…尻に弾かれないようにしてくださいね」
杏子さん…しっかりしてるな…
「そんな事ないですよ…」
「杏子女の子と男の子のだってな」
兄さん、真之介さんと名前決めて
「俺?…真之介お前が親だ決めろよ一週間以内に届出出せよ!」
琴音さん麻美が皆で決める?…
麻美~!お前いい加減にしなさい。佐原さんの子供なら親が決めるだろ…
「松木笑っ」
千鶴さんが居た…
この子は?
「真之介の妹だよ笑っ」
モデルさん観たいね…
「してませんよ!」