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私にはそのどちらも当てはまりません。
そもそもそんなものは必要ないのです。
なぜなら私は、最初から最後まで一貫していますし、これから先だってずっと変わらないでしょうから。
人生とは選択の連続です。
選んだ道を進むしかないわけですね。
しかし時には、誤った道を選んでしまうこともあります。
そういう時はどうしたら良いでしょうか? 諦めて立ち止まる? それとも、引き返しますか? いえいえ、そこで引き返さないことが大切なんです。
何故ならそれは間違いだから。何故ならそれは間違いじゃないから。
何故ならそれは正しいからだ。
何故ならそれは間違っているからだ。
何故ならそれは嘘だから。
何故ならそれは本当ではないからだ。
何故ならそれは真実とは程遠いものだからだ。
何故ならそれは偽りなのだから。
何故ならそれは過ちだから。
何故ならそれは誤っているのだ。
何故ならそれは嘘にはならないはずだから。
何故ならそれは真実ではないだろうから。
何故ならそれは間違いにはなり得ないはずだろうから。
それは正しかったことにはならないはずだろうから。
そう信じていたし、今でもその気持ちに変わりはない。
だから私は、彼への想いを口にしない。
それは彼にとって正しくなかったから。
私が彼を愛しているということは間違っていたから。
正しいのは私ではないということだけはわかっていたから。
私が抱いている愛情は、彼にとって正しくはなかったのだ。
私にとって正しいことが、彼にとって正しくないことだったなんて、そんなことがあるわけがない。
私達はお互いにお互いを愛し合っているのだし、私達の愛は誰の目から見ても美しいものだ。
だからきっと、これは何かの勘違いなのだと思う。
だって私はこんなにも幸せで、こんなにも満たされていて、こんなにも楽しいんです! こんなにも素晴らしい日々を送っていて、これ以外にどんな未来があるっていうんですか!? 私はもう十分すぎるくらいに幸福で、これ以上何かを望むなんて贅沢すぎますよ!! ああ、もっと早くこうなるはずだったのに……どうして私はいつも遅すぎるんでしょうか。
私が求めていたものは、きっとこういうことだったんですよ。だから私は満足してる