TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

📩 相談


高1女子(仮名:Yさん)より


小さいころから、自分に自信がありません。

周りと比べてしまうし、できないことも多くて、

褒められても「そんなことない」って思ってしまいます。

自分って、なんでこんなにダメなんだろうって考えすぎて、

つかれます。





日下部

「……オレも、似てた」

「褒められても、“本当は違う”って思って……

“バレないようにちゃんとしなきゃ”って焦ってた」

「そういうの、繰り返してると、ほんとに疲れるよな」



「……別に、全員ダメだろ」

「みんな、自分のこと過大評価しすぎなんだよ」

「“できない自分”が普通なのに、

それを受け入れられねぇのが、いちばんダメだ」



日下部

「でも、それって結局“諦めろ”ってこと……?」



「違う。

“そんな自分でもまだ、生きてる”ってだけで、十分だってこと」

「誰かに褒められなくても、

自分で自分のこと、捨てないでいるってだけで」



蓮司

「ふぅん……いい話っぽいけどさ、

オレは“ダメな自分”って言葉、あんまり信用してないんだよね」



日下部

「どういう意味?」



蓮司

「“ダメな自分”って、自分で決めるじゃん?

でもさ、それってつまり、“そう思っときたい自分”なんじゃないの?」

「“自分なんか”って言ってる人って、

だいたい無意識にそれで許されようとしてる」



日下部

「……そんな、つもりじゃないと思う」



蓮司

「うん、たぶんね。

でも、オレは“ダメでもいい”って言葉を使う人より、

“ダメだけど、それがなに?”って顔してる人の方が、好き」



「……強く見せんの、うまいなおまえ」



蓮司

「見せてるだけだよ。本心なんて、あったとしてもめんどいだけでしょ」



日下部

「でも、誰かに“いいよ”って言ってもらえるだけで、

救われる夜ってあると思う」



「……オレは、そう思えたこと、一度もなかったけどな」



蓮司

「じゃ、今日のまとめはこれだね」

「“ダメだと思うなら、それでもいい。

でも、ダメを抱えたまま生きるやつは、かっこいい”ってことで」



日下部

「……なんか、それ、いいな」




loading

この作品はいかがでしたか?

48

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚