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教室の隅っこで、中国が小声でつぶやいた。
「また今日もやらなきゃいけないアルか……」
フランスが腕を組んで目をそらす。
韓国はスマホをいじりながらも、時折ちらっと日本を見ていた。
韓国「アメリカの言い値はでかいんだよ。金が欲しいなら、やるしかない」
北朝鮮「でも、俺たちだって……あいつをいじめるのは嫌なんだよ」
北朝鮮がそう言うと、韓国が溜息をついた。
フランス「君らさ、気にしすぎ。アメリカは頭が弱いんだよ。何やっても文句言わないよ」
北朝鮮「そうじゃないだろ……」
北朝鮮の声が震えた。
北朝鮮「俺、見てられないんだよ……あんなに怯えてるのに」
韓国「でも、殴られたらどうする？アメリカに逆らったら、俺たちも叩かれるぞ」
韓国がビクビクしながら言った。
フランス「それでも、僕たちがやらなきゃ、日本に構ってくれる奴はいないでしょ」
中国「……それが一番辛いアル」
中国が俯く。
⸻
休み時間のトイレ。鏡の前で韓国がつぶやく。
韓国「俺だって、こんなことしたくないよ。好きじゃないんだから。」
フランスが近づいてきて、冷たい声で言った。
フランス「じゃあ、 やめれば？金もらえなくなるけどね」
韓国「……そうだな。金のため。」
フランスは苦い笑みを浮かべた。
⸻
放課後の教室。皆で話していた。
「本当にアメリカのこと、怖いよな」
「でも、誰も逆らえない。あいつ、異常だ」
「なのに、あいつは日本を気にかけてるように見えるから余計にややこしい」
「俺たちもお金もらってるけど、心は引き裂かれてるんだよ」
北朝鮮が拳を握った。
北朝鮮「どうして、誰も助けてやれないんだ……」
フランスが目を細めて言う。
フランス「助ける？君、そんなキャラだっけ？そんなことしたら俺たちが終わるだけだよ」
⸻
夜、布団の中。中国が独り言。
「我、罪悪感に押し潰されそうアルよ…」
「中国は弱いね」フランスの声が脳裏に響く。
中国「でも、本当はみんなも同じアル」
⸻
皆、壊れていた。
いじめることが嫌なのに、やめられない。
逃げ場のない鎖に繋がれていた。
いじめダメ🙅♀️絶対🙅♂️
フランスがとてつもなく、性格の悪いキャラになってしまった…
ではまた！
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