テラーノベル
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鰻の香りの残る部屋の空気が張り詰める。
口を開いたのは、早川さんだった。
「意気込みは受け取った。が……お前、今までも逃げていなかっただろ?戦い方の方向が違っただけで、逃げていたわけじゃない。そこは自覚しろ、菊」
ポン、と彼の手が頭に乗り、わずかに頷いた私の手を永美がガシッ、と握った。
「そうだよ、菊。攻めの寄付だったでしょ?」
「そうだね。でも……それが叔父の英雄伝説を作ったのなら…」
ガタガタッ……
また気持ち悪くなって、トイレに駆け込む。
――最悪だ……
――逃げるのは終わりにする、って、こんなので戦えるの?
――どうやって?
蓋を閉めた便器の上に座って頭を抱えていると
コンコンコン……
「菊、大丈夫?出て来られる?」
永美の小さな声がした。
「ゴメン、ありがとう、永美。大丈夫」
「顔色悪い」
「色白になった?」
「もともと白いのが青い」
「外でバドミントンする?」
「まあ、その元気があるならいいか。行こ」
二人で手をつないで戻ると
「菊ちゃん、しんどいけど頑張りどころだよ。ここからの菊ちゃんの作戦は僕に共有してくれる?」
と、永人さんが言う。
「うん、そうする」
「その作戦は俺も一緒に考える。もう菊が一人で考えて行動するだけではどうしようもないところまできているからな。悪いが、決定だ。菊に拒否権はない」
コメント
5件

菊ちゃんを応援しますッ‼️( •̀ω•́ゞ)✧ビシッ!!
菊ちゃ〰ん!!みんながいるよ😁 いざ反撃じゃ〰️🌋
菊ちゃんは逃げてなんかいないよ! これからは独りで…ではなくてここにいる全員と総力戦だから🤜🏻⋆͛🤛🏻 希輔サンの、菊に拒否権はないに、ズッキューン👉🏻🩷💘 ̖́-ときたの私だけ?🤭 永人さんの、僕に共有してくれる?もいいわ〜💘 ソフトだけど強い男よね〜🤭