『練習は中断、暴風警報発令中。』
◆合宿4日目・午前練習
体育館では、全校混合の練習試合が行われていた。
及川は宮と組んで新しい速攻を試し、
黒尾はレシーブとブロックで統制をかけ、
旭は鋭いサーブを打っていた――そのときだった。
👣ドスドスドス…
「おーい! 昨日の連中いるかぁー?」
「昨日のは仕返しだ。今日は仲間連れてきたからなぁ!」
\体育館の扉が、またも不良たちによって蹴破られた/
◆空気、凍る。
部員たち「「「え?」」」
監督・コーチ「うそでしょまた!?」
主将たち「まて、落ち着け、今回は練習中だ、外で――」
が、そのとき
4人の誰よりも先に動いたのは、
旭だった。
◆東峰旭:完全なる“護る側”覚醒
旭(バチンとサーブを止める)
「……もう我慢しねぇから」
→無言で歩き出す
→目に宿るのは「守る」者の眼光
→目の前に立ち塞がる不良数名に、寸分違わぬフォームで突進
→「ドンッ!!」という鈍い音と共に、2人まとめて壁にめり込む
旭「練習、邪魔すんなよ」
◆宮侑:“怒る天才”の殺気爆発
侑「邪魔や言うてんのがわからんか?」
→ネット下をすり抜けながら不良の足元へタックル
→一瞬で相手の重心を崩し、くるっと回転して押し倒す
→地面に叩きつけてから、にっこり
宮「次、呼ぶならプロレスラーにしとき。そっちのが合うわ」
◆黒尾鉄朗:冷笑の戦術家、狩猟モード突入
黒尾「うん、いいよ。まだ言葉通じないってことは」
→跳び箱の上に飛び乗って、体育館全体を見下ろす
→静かに、獲物をロックオン
黒尾「じゃあ、こっちも容赦しないね」
→ロープを使って素早く背後へ
→逃げようとした不良のフードを引っ張り → 頭突き → 肩で押し倒す
黒尾「“なにしても怒られない日”ってことにしとくよ?」
◆及川徹:怒りのカリスマ、再降臨
及川「……なに? また来たの? 馬鹿なの?」
→スパイク中断 → ゆっくり歩く
→目の前の不良を睨みつけ、視線だけで2歩後退させる
及川「俺さ、機嫌悪いときの精度、上がるんだよね」
→ボール拾う → 渾身のスパイク
→コート越しに構えた不良の足元に打ち込み → 地響きがする
及川「近寄ったら、その顔、原型なくなるよ?」
◆静止不能・再び
他の部員「こっち来た!逃げ――」
コーチ「こら!もうやめ――」
監督「だれか止め――」
\無理でした/
主将たちが止めに入るも、まるで止まらない。
暴れるというより、「排除してる」。
◆そして最後に――
【不良たち】
・全滅(静かに泣く者、意識飛びかける者、逃走者)
・後日、謝罪文が体育館前に貼られる
【監督・コーチ】
・泣きながら「もう次こそ警察呼ぶから!!」と叫ぶ
【4人】
・体育館のど真ん中で、汗も乱れもなく静かに立つ
・その姿はまるで――嵐のあとに残った王者
◆夜・別室にて
及川「……スッキリした」
宮侑「ま、反抗期ってことで済むやろ」
黒尾「いや、もう反抗じゃなくて制圧だったけどね?」
旭「……でも、みんなを守れたのは、良かったと思う」
\そしてまた正座になった/
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