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こんにちは楓愛です
R要素全然出てなくてすいません💦
後半から多くなっていくと思うので楽しみにしていてください!
では本編どうぞ!
愛玩標本
第3話「葛葉の『教育』」
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⚠️この作品はご本人様に一切関係ありません⚠️
(“ご主人様”って呼べよ。……そしたら、少しは優しくしてやるかもな)
ローレンは、葛葉の言葉に反射的に睨み返した。
「……ふざけるな。誰がそんなこと……ッ!」
だがその瞬間、ビリッという電流が首筋を走る。
前話で装着された電子制御首輪。葛葉の一言で、その強度は変えられる。
「っ、く……ァ……ッ!」
膝が床に崩れ落ちる。
呼吸が乱れ、全身が痺れるような痛みに襲われる。
(口だけは達者だよな、ローレン。だが身体は、もう正直じゃね?)
葛葉が近づいてくる。
その手に、黒い革のリードが握られていた。
「……やめろ……ッ!!」
(おいおい、“やめろ”ってのは命令か? 立場、わかってねぇのはどっちだよ?)
ローレンの首輪に、カチンッとリードが接続された瞬間――
自分が、**“繋がれている”**という事実が、精神に焼きついた。
「っ……は、ずせ……!離せッ!!」
(おい。ほら、言えよ。
“ご主人様”って。1回でいい。そしたら……今日は止めてやってもいいぜ?)
――1回でいい。
たったそれだけの言葉なのに、
口にすれば、自分が“人間じゃなくなる”気がした。
「……ッ……くそが……!」
(拒否、ね。じゃあ――)
葛葉はリモコンを操作し、次の瞬間床が開いた。
ローレンの両足の下、冷たい金属の拘束台がせり上がってくる。
(今度は、機械式の“調教”装置。特注品。
逆らった罰として――全自動で、ゆっくりお前の“耐性”を壊してく)
「や……っ、やめ……ろッ!!!」
(“やめてほしいなら言え”って言ってんの。わかんねぇのか?)
葛葉がローレンを押さえつけ、台にうつ伏せに固定していく。
両手は後ろ、足は開脚状態でベルトに締められ、動けない。
「くっ……、くそッ……!!」
(最初は軽めにしてやるよ。
けど……“呼ばない限り”段階的にレベル上げていくからな)
**ウィン……**というモーター音と共に、機械がゆっくりと始動する。
無機質なアームがローレンの背中、腰、脚を這い――
そのまま、敏感な部分にまで到達した。
「っ、ひ……っ、やめ……ろッッ!!」
冷たい金属が触れるだけで、呼吸が乱れ、身体がびくつく。
すでに過敏なローレンの体は、恐怖だけで反応を始めていた。
葛葉は静かにしゃがみ、ローレンの耳元で囁いた。
(今のお前、“誰にも助けてもらえない”って、やっと理解したか?)
ローレンは奥歯を噛みしめたまま、目を閉じた。
……俺は折れない。
こんなやつらに屈するくらいなら――
(じゃあ……次、レベル2な)
ガタン。
機械が動き、内部まで差し込まれる感覚が突如として襲いかかる。
「ッあ、あああああッッ!!」
理性が、焼け落ちる。
内側を這う異物、震える機械の振動、そこに加わる微弱な電流――
何がどうなっているのかすらわからない。
ただ、壊されている感覚だけが現実だった。
「葛葉っ……やめ……お願い……た、頼む….ッ!」
(頼み方、間違ってんだろ?)
ローレンの顔が、絶望に歪む。
それでも――口には出せない。
「ご主人様」なんて。
そんな言葉、絶対に言うもんか……!
(じゃ、次はレベル3)
「ッ!!まっ、待って……っ!!」
葛葉がリモコンに指をかけたその瞬間――
ローレンの声が震えながら漏れた。
「……ッ……ご……っ……ご、主……人様……」
声は、かすれていた。
かろうじて聞き取れる程度の、敗北の囁きだった。
葛葉は、リモコンを止めて笑った。
(いい子じゃん。やればできんじゃねーか)
ローレンは、うつ伏せのまま、口元を血で滲ませていた。
唇を噛みすぎて、傷ができていた。
プライドも、痛みも、尊厳も、
全部――“言葉一つ”で崩された。
そして彼は、人生で初めて知った。
「従わされる恐怖」と、
「従ってしまった自分自身」が、
一番、壊れるんだ――と。
🔻To Be Continued…
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第3話をご覧いただきありがとうございます!
これからどんどん調教されていくローレンはどうなってしまうのか!?
リクエスト受付中です
沢山のコメント待ってます😊
次回
第4話「不破の”愛し方”」