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ラカ
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①出会い
(🗞視点)
窓はもう真っ暗で町中の建物の八割程度は光が消えていた。だがその2割はまだ光がついている。
自分が住んでいるところも1部明かりがついていた。
ベッドの横にあるサイドテーブルの上に乗っている小さなランプだけが自分とおじさんを照らしていた。
ギシギシとおじさんが動く度にベッドが軋んで自分の中にはいって出ていく。その感覚に快感を襲われていた。だけど、本当に気持ちいい気分にはなれなかった。
お互いの喘ぎ声が混ざった声が部屋に響いて、おじさんの精子が中に入ってきて、気持ち悪いとしか思わなかった。
いつもの夜が終わりおじさんが就寝したのを確認したらベッドから降りて、ティッシュを数枚とって中に出された精子を出して、服に着替える。
靴を履いて、外に出た。夜風に頬を撫でられながら歩いた。
近所の公園。いつもは子供たちが家族と仲良しそうに遊んでいるのをよく窓から見る。
だけど夜中は人がいるところを見たことがない。
だけどこの日から違った。
🗞「…ん、?」
足が止まる。ちょっと死角気味で見えにくいところに金髪のミディアムボブの髪の毛が見えた。何故かは分からないが自分と同い年かなと直感で予想した。
ゆっくり近づいてその人の距離を縮める。
🗞「…ぁ、あの」
(🚬視点)
電気代が払われてないのか真っ暗な部屋。机にはもう机の板が見えないくらい置かれているコンビニ弁当の容器と産卵している化粧品。床には大量の服とまだ縛られていないゴミ袋が複数。たまに虫が目に入る。
そんなリビングに酒癖が悪い父親がいる。片手にはビール缶。父親の周りにはたくさんの酒缶があった。
父親に自分の名を呼ばれ父親に近づくと頭を鷲掴みにされ、拳が顔に飛んでくる。
何度も飛んできた。つぎには足で自分を蹴り飛す。呼吸が一瞬出来なくなる。視界が歪む。
気が済んだのかまたソファに戻っていった。自分は自分用の煙草の箱とライターを取って、外に出た。
誰もいない公園。夜中は誰も来ないから常連になっていた。
ベンチに座って、煙草1本をだし咥えて火を付ける。ニコチンが肺を支配する。深呼吸するように副流煙を吐き出す、本当に楽になる。
落ち着かせていたら後ろから声がかかった。
「ぁ、あの…」
🚬「ん、?」
見る限り自分と同い年っぽい男だった。自分よりいいセーターやズボン等を履いていた。
🚬「…なに」
男は焦ったように自分の顔を見てきた。
🗞「あの…大丈夫ですか、?」
🚬「いいよ、気にしなくて。それより早く俺から離れた方がいいよ。お前も煙草吸ってるって疑われるから」
🗞「いや、俺のこと気にしないでください、!」
こいつはハンカチをだして自分に差し出した。
🚬「…ざす」
受け取って、殴られたところに当てる。暑くも冷たくも無いがまだマシな気がした。
コメント
1件
ふわぁ…第2話、読ませてもらいました🥀 夜の公園で出会う2人、それぞれに抱えてるものの重さがひしひしと伝わってきました。🗞くんの「大丈夫ですか?」って声かけ、自分も傷ついてるのに他人を気遣える優しさに泣けそうになります。🚬くんが煙草を吸いながら「俺から離れた方がいい」って言うところ、距離の取り方で自分を守ってるんだなって。 ハンカチを差し出すシーン、すごく印象的でした。傷の拭き方じゃなくて、心の触れ方みたいで。続きが気になります…!