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#人狼
K-Takasaka
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#スプランキー
ここ
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クラリエンス・アルジェントは地方でも人気の娘だった。
愛想らしい笑顔と心優しい性格。
誰もが愛さないわけがない子だった。
「ここは、、」そんな彼女を、嫌う者もいた。
クラリエンスは完全に目を覚ますと横たわっていたベッドから飛び起きた。
辺りを見渡して背筋を凍らす。
「ここ、、どこ?」クラリエンスはつぶやいた。
クラリエンスは警戒しながらも歩き始めた。
部屋はきちんとしていて部屋の入り口から見て窓が一つある。
その下に、先程まで横たわっていたベッド。
周りには本棚や机、まるで自分の自室のようで気味が悪かった。
部屋の入り口には扉がなかった。
クラリエンスはそのまま部屋の外に出た。
自身の視界に映るのは自分と同じような、扉のない入り口。
おそらく、他にも部屋があって自分のように誰かいるのだろう。
クラリエンスは自分の隣の部屋へ歩いて行った。
だが、ベッドに寝ていたのは自分もよく知る人だった。
「お姉様!」クラリエンスは叫んだ。
叫び声で現実へ引き戻されたのか、クラリエンスの姉、スカーレットは頭を抑えながら上半身を起こした。
「朝からうるさいわね、リエン、、」そう言って朦朧とスカーレットは目を開けた。
クラリエンスは発音的には長いので、身近な者からは愛称としてリエンと呼ばれている。
「って、ここどこよ?!あなた私をかつげるほど筋肉あったかしら?!」スカーレットは怒りを表した顔で叫んだ。
「知らないよ、お姉様。私も目覚めたらここにいたんだよ、、」クラリエンスは涙目で答えた。
「嘘ではなさそうだし、一旦あなたの言葉を信じるわ。んで、ここがどこかはあなたも知らない、と。」スカーレットはベッドから起き上がり入り口に歩いて行った。
「それと、あなたの首についてるそれ何よ。」スカーレットは横顔だけ見せてクラリエンスに聞いた。
クラリエンスは状況を理解できていない様子で、スカーレットは自分の首に触れようとした。
ー自分の首にも同じものがあると思って。
だが、スカーレットがそれに触れた途端、火花が走ってスカーレットの指を傷つけた。そのまま彼女は反射的に手を離す。
「あまり、触らないほうがいいかもね、、」そうつぶやいて。
双子の姉妹は他の部屋も覗いて見た。
「ねえ、起こしたほうがいいかな?」クラリエンスは聞いた。
「起こすしかないでしょ?ほら、あなた、起きて!」スカーレットはベッドに横たわっていた少女を揺さぶった。
小さな唸り声と共に目を覚ました。
「えっと、、あなたがたは、、?」少女は聞いた。
「こいつも何も知らないか、、」スカーレットはため息をついた。
「へ?えっと、なんだかすみません、、、」少女は誤った。
「すみません、昔から姉は少し先っぱしりが多い性格でして、、私はクラリエンスです。リエンとお呼びください。あちらは、、、」
「リエンの双子の姉、スカーレットよ。」スカーレットはクラリエンスの言葉を続けた。
「僕はヴァイオレット・ネルネーです。あなた方は、ここがどこかご存知なんですか?と言いたいところですが、先ほどのスカーレット様の発言により、あなた方もここがどこかはご存知ないようですね。」ヴァイオレットは考えた。
「あら、話が早いのね。なら、残りの人たちも起こしに行ってくれない?この様子だと、他の部屋にも住人はいそうよ?」スカーレット入り口の外側から他の部屋を見つめた。
クラリエンスはヴァイオレットの隣の部屋にいたカイ・ゼルベルトという少年を、スカーレットはルイーズ・ゲントルという少女と、ヴァイオレットはその兄というアインス・ゲントルを起こした。
残りは一人。ルイン・デルト。
「これで全員ね、、、と言っても兄弟がいたり初対面もいたり、なんなのよこの組み合わせ!」スカーレットは愚痴を吐いた。
「うるっせぇな!寝てる間にうるさく起こされた身にもなれよ!」ルイーズはスカーレットに叫び返した。
「大声出さないでよ、とりあえず落ち着こうよ、、」カイは場を宥めようとした。
が、スカーレットとルイーズに向けられた視線で失敗。
「ルイーズ、落ち着け。」
「そうよ、お姉さまこそ!」
「二人とも、ありがとう、、、」カイはお礼した。
やはり喧嘩を止めるのは彼らをよく知っている兄弟が一番いいのだろうか、、、?という考えをしたものの、すぐに関係ない、と捨てたヴァイオレットの姿があった。
「えっと、まずは皆さんの出身地と名前を言いませんか?みなさんバラバラなんですし、情報を共有すれば何かわかるのではないでしょうか?」ヴァイオレットは聞いた。
屋敷の外にあった大きな庭のガーデンチェアに座った7人はそれを聞いた。
「じゃあ、起きた順番からで。私はクラリエンス・アルジェント。リエンと呼んでください。バイブリエン出身です。目覚めたのは、おそらく午前の6時ごろだったと、、昨日は花を摘んで帰って、花瓶に入れて、姉であるスカーレットの帰りを待っていたんですけど、おそらくそのまま机で寝てしまったのだと思います、、、」クラリエンスは記憶を振り返りながら話した。
「私はリエンの姉のスカーレットよ。同じくバイブリエン出身で、目覚めたのは6時半ごろ。リエンに起こされたわ。昨日はリエンの言った通り、少し仕事ができて、妹には事前に帰りが遅くなることを伝えて出掛けてきたわ。帰ってきたら、妹が机で寝ていて、ベッドまで運んでから自室で寝たはずよ。」スカーレットは手を上げて話した。
「確かに帰りが遅くなると言ってたね。」クラリエンスは頬に指を当てる。
「僕はヴァイオレット・ネルネーと申します。メルフィーのサンドリカ出身で、ネルネー財閥の令嬢、とでも言えばよろしいでしょうか。昨夜は勉強をしたまま寝落ちしてしまったような気がします。」
「ずいぶん塩対応ね?」ルイーズは告げ口した。
「僕はカイ。ヴァイオレットさんと同じでメルフィーっていう島の孤児院で育ったの。だから、親も年齢も不明で、カイっていう名前は孤児院からもらったの。昨夜はいつも通りに読書をして寝たと思う。」
「孤児院育ちか、、」
「私はルイーズ・ゲントル。そこの早起き姉妹と同じバイブリエン生まれ。アインスはうちの同い年の兄で昔病弱だった。昨日は学園で評判高いやつボコしていじめられてたやつ助けた帰り道で寝落ちした。」
「ルイーズって歩きながら寝れるの?」スカーレットは笑った。
怖い意味で。
「そういうお前は寝れなさそうで可哀想だな?」ルイーズは答えた。
「ええっと、喧嘩になっちゃう前に俺、、俺はアインス・ゲントル。ルイーズの言った通り同い年の兄なんだけど、双子じゃなくて、、話すと長いんだけど。昨夜はルイーズの帰りが遅いから家の中うろうろしてて、気づいたら寝てた。」
「貴方達兄妹似てますね。」ヴァイオレットは苦笑いした。
「あー、聞いたことある!お姉様、あれですよ!ほら今地元で有名なヤンキー学校の、、」
「喧嘩強いあのスケバンがルイーズ?」
クラリエンスとスカーレットは言った。
「悪かったわね!」ルイーズは即答した。
「スケバンなんて単語何百年ぶりに聞いただろ、、?」
そう中が喋る中、カイは1人で黙り込んだ。
(みんな出身地や昨夜での行動もバラバラ、、いや。喋るのを伏せている可能性もある。だとしたら、全員が話したくない事情に僕らが集められた理由がある可能性がある。一か八か、賭けるしかない。僕が、みんながここに集められた理由だと思うのはー)
「みんな。」カイは口を開いて全員が彼を見る。
「百鬼夜行の怪異を含めて、悪魔と契約したことはある?」
コメント
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ああ、第2話読んだよ!7人が一気に出てきて自己紹介シーン、会話のテンポ良くて引き込まれたわ。特にスカーレットとルイーズの喧嘩、ああいう衝突あるとキャラの個性がバチッと立つよね。で、最後のカイの「悪魔と契約したことある?」って質問…一気に世界観の輪郭が見えてきて、めっちゃ続き気になる!設定の広がり方、いいセンスしてると思う🔥