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25 - 第25話 『 Y』

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2022年06月18日

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「なあ健介。今何チーム生きてるか分かるか?」

と俺はロボットを探しながら健介に質問した。

「さぁ。ですが既に何チームかは死んでそうです。」

「ねぇたかっしー私、ひろゆきが心配。」

「確かに、あいつは誰とペアを組んでるんだ?」

「確か…。」

「4チームの中原だよ。あいつは運動神経が良いから回避能力が高いんだ。牢屋でたまに『 ドッジボール』を見てたけどすっごい避けてた。」

「そう、中原くん。彼は運動神経が良かった。ですが私たち4チームは全員当たってしまった。しかしルール上、アウトが生きれて良かったです。凄いですね、あなた達はそのルールにまで気づいていたなんて。」

「…」

「おや?どうしました?あなた達が考えたんじゃないんですか?」

「あ、健介、それ以上触れない方がいいよ。」

「あ、なるほど失礼しました。」

「いや、謝らなくていい、あいつは本当にすごいやつだった。頭もいいし、人の事も考えられる。そんなやつが死んじゃったんだ。」

「それが、あなたがゴッドをボコボコにした、理由ですか?」

「それだけではねぇけど、それが引き金になったのは確かだ。」

俺は亡くなった仲間たちを思い出しながら、ロボットを探していた。

―――数分後―――

「やっと現れましたか。あれ?怪我が治ってますね。自己回復機能でもついているのでしょうか。まあいいです。あとは作戦通り頼みますよ。皆さん。」

「おっけー!」

「御札使用!よし!これで暫くは影を気にしないで済むよ!」

「ありがとう!たかっしー!」

「センキュー!高橋!」

「かやの!俺たちは下にいくぞ!」

「分かった!遥輝!」

俺と健介、かやのと遥輝で作戦通り二手に別れた。

「よし、それじゃあ頑張って避けますかね。」

「攻撃態勢に移行します。攻撃態勢に移行します。」

と言う音声と共に『 Y』は「プシュー」と言う音を立てながら攻撃態勢に移行していた。

「高橋さん。今のうちにメリケンサックで少し殴って起きましょう。」

俺は健介に言われる前に既に動いていた。ロボットは「ピピピ」と言う音をたて、攻撃態勢に移行するのに少し遅れていた。

「やっぱり!攻撃態勢に移行してる時に攻撃すれば少し遅れる!」

「攻撃態勢移行完了。」

「なに?!もうですか。高橋さん離れて!」

「え?」

俺はロボットに飛ばされてしまった。そうして運の悪いことに窓ガラスにぶつかり、校舎から外に落ちようとしている。今頑張って窓を掴んでいるけど、手の力が無くなって落ちるのは時間の問題だった。

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