俺はおかめ高校3年生だ。突然だが俺は担任の般若のことが好きだ。歳もそんなに離れていなくて、スマートで生徒のこと1番に思ってて俺のくだらないノリにも付き合ってくれている。そんな般若にいつしか恋心を抱くようになった
「はぁー、般若今日もかっこいい〜、」
【またそんなこと言ってるんですか?w】
「きっつん、」
【ほんと毎日恋バナ聞かされる身にもなって下さいよ】
「ごめんって、絶対両思いだと思ったのー!」
【えー、なんでしたっけ、抱きついたでしたっけ、?】
「そうそう!俺がね!?えっとたしか、」
【結構ですおかめさん、】
「え、」
【だってまた長くなるじゃないですか】
「それだけ好きなのー!」
「もう告白しちゃおうかなぁ!」
【いいんじゃないですか?】
「そうと決まったら今日告る!」
【えはや、まあ頑張ってくださいね!】
【応援してますよ!】
「きっつんありがと!」
「般若!今日の放課後さ、屋上来てくれない、?」
『おーい、先生つけろ?笑屋上な!絶対行くわ!』
「ふふ、笑」
『なにわらってんだ!?』
「なんか般若らしいなって、」
『先生をバカにするな?笑』
「はーい笑」
放課後屋上にて
「般若まだかなぁ、」
正直今俺はすごい不安、だってあんなにテンション上がったからってほぼノリで告白みたいなもんじゃんか、断られたらどうしよ、
『おかめ?』
「あ、般若!こっち!」
ここまで来たらもうやるしかない
『どうしたんだ?』
「実は、俺、、、」
『大丈夫か?』
「大丈夫、です、」
『そうか、ゆっくりでいいからな!』
「般若のこと好き」
『え、?』
「先生としてじゃない、1人の男性として、先生のこと大好きなの、俺と付き合ってくれませんか、?」
『…』
そうすると般若は黙り込んだ。俺はもう気が気じゃないよ、
「ごめん、なさい、男が男のこと、好きになるのっ、変だよね、」
この涙を抑えられるのはいつまでなんだろうか、もう既に目の前がぼやけてきた
『男が男のことを好きになるのは変じゃない』
『愛の形は人それぞれだ、だからおかめ泣くな、』
「ごめんなさい、」
『なぜ謝る、?おかめは全く悪いことをしてないよ』
「…先生、返事は、?」
『….』
般若の顔色が変わった、なんかその、気まずそうにしてるって感じ、
『生徒と教師の恋愛って御法度なんだよ、だからそーゆうのは卒業してからで頼む、』
「そうだよね、」
確かによく考えると教師と生徒の恋愛って御法度だよね、良く考えれば分かるのにね、
『だからごめんな、おかめ』
「大丈夫だよ、般若卒業式とかのことで忙しいのにごめんね、」
『じゃあ俺はそろそろ行くな』
「うん、!」
あの時般若はどんな顔をしてた?気まずそうな顔をしていたなぁ、絶対嫌われたなぁ、なんて無駄なことをしたんだろ、もう前が全く見えないや、もうこのままこの世から居なくなりたいよ、
…さん!お…めさん!おかめさん!!
「んぇ、?」
【おかめさん大丈夫ですか、?】
「きつね、?なんで、?」
【般若先生とすれ違ったのに全然おかめさんが来ないから心配で、】
「え、おれ何してた、?」
【ただひたすら下を見ていましたよ、?え、泣いたんですか、?】
「きつね、おれ、だめだったぁ、笑」
その時狐はすっごい悲しそうな顔をしていた
「なんかね、?生徒と教師の恋愛って御法度だから、卒業してからみたいなこと言われちゃったぁ、w」
【泣いてるじゃないですか、無理に笑わないでください、】
「ほんとにいらないことしたなぁ、」
【でも、卒業した後にもう1回告白すれば何とか、】
「そうだよね、きっつんありがとね、」
今まで通り会話はするものの必要最低限のことしか話さないまま卒業式を迎えた
「ねぇきっつん、俺たち卒業だよ、?」
【ほんっとに、早かったですね笑】
「んねぇ、ほんとに楽しい高校生活だったよ!」
【おかめさん、】
「ん〜、?なにぃ、?」
【般若先生のところ、行かないんですか、?】
「えぇー、もう、いっかなって笑」
【本当に後悔しないんですか、?後悔するなら今行くしかないですよ、!】
「そっか、じゃあ行ってくる、!」
「般若だ、!はんにゃっ、、、」
『プレゼント?俺にか、?ありがとな!!』
「…やっぱり般若は人気だよね、笑そうだよね、」
あの時の般若の顔が頭に浮かぶと同時に諦めの気持ちが湧いてきた
「もうダメだなぁ、」
誰にも聞こえない声で言い、狐の元へ戻った
【おかめさん!どうでしたか?】
「俺さもう、諦めるよ、!」
【え、?なんで、?】
「般若は色んな人に人気で俺には勿体ないよ、笑」
【そうですか、】
狐はあの時と同じように俺よりも悲しそうな顔をしていた。
『おーい!お前ら!卒業おめでとう!』
【般若先生!】
「般若!!ありがとー!」
『どーせなら記念に写真でも撮ろうぜ!!』
【いいですね!】
「いいね!撮ろー!」
写真を撮る
『はい!これふたりが持ってなよ!』
【いいんですか?】
『あぁ!もちろんだ!』
「般若ありがと!」
般若がいなくなる
【おかめさん、】
「っ、はぁ、っ、」
【大丈夫ですよ、大丈夫ですから、】
「ごめん、なみだ、とまん、っ、ないっ、」
声を殺して泣くなんてことはもう俺には出来なかった
【もう俺の家来ます?】
「行く、」
そこからはよく覚えてないだけどひたすら泣いたのだけは覚えている
年月が経ち同窓会
「同窓会かぁ!」
【久しぶりにみんなに会えるの楽しみだなぁ!】
「俺らはほぼ毎日一緒にいたよね笑」
【ですよね笑同窓会ってことは般若先生もいるってことじゃ、】
「あ、たしかに、でも、般若は結婚して子供いるらしいよ?」
【そうなんですねぇ、】
たくさんの仲間と思い出を語った
『おかめ』
「はんにゃ!久しぶり!」
『イケメンな男になったじゃねぇか!笑あの頃からほんとイケメンだったよなぁ!笑』
「あの頃から、!?あそれよりもはんにゃ結婚おめでと!」
『あぁ、ありがとうな、!』
その時般若の表情が曇るのを感じた
「どうかした、?」
『ちょっと人少ないとこ行こうぜ』
「うん、」
夜景が見える窓側へ行く
「どうしたの、?」
『俺さ、おかめのこと好きだったんだよ』
「え、?」
その瞬間その場の時間が止まるのを感じた
『ごめんな今更遅いよな』
「………よ、」
『え、?』
「遅すぎるよ、」
『おかめ、、ごめんな、泣かせるとは、、思ってなかった、』
「おれが、どれだけ、、はんにゃ、を、おもって、っ、、きた、か、、わかってるの、?」
『教師と生徒の恋愛は御法度、だけど、卒業式のあと告ってくるかと思ってた、俺はずっと待ってた、ほんと弱っちぃよな、』
「あの時あの気持ちを心の奥底にしまったのは、俺だけじゃなかったの、、?」
『おかめ、ごめんな、』
「はんにゃ、?」
『なんだ、?』
「だい、すきっ、だったよ、っ、いままで、、ありがとう、!じゃあねっ、!」
『っ、、』
俺の最後の言葉はしっかりと聞こえていただろうか、泣いていたから聞こえてなくても仕方がない、
これで彼女もろくに作らず般若のことだけを思い続ける長い長い片想い生活が終わる、
きっともう、これで、未練は残らないはずなのに、
涙が止まらないのはなんでなの、?
そっかぁ、俺般若のこと諦めきれてないんだなぁ、ほんとにバカみたい、笑
あの時勇気を出せていたらきっと今頃幸せだったんだろうなぁ、今更考えても遅いか、笑
般若大好きだよ。きっと俺は今もこれからもずっと般若のこと忘れられないよ、笑あの時撮った写真今も大事に持ってるの般若は知らないでしょ、?笑
般若は俺との思い出なんて全部忘れて幸せになってね
ℯ𝓃𝒹
どうもーはるです!なんで活動休止中なのに投稿してるかって?これはプリ小説で投稿したやつです!!プリ小説アカウントも一応貼っとくのでやってる人はそっちも見てみてね〜!プリ小説で書いたやつをテラーで投稿することはあんまりないと思うのでね!
これです!!やってる人はぜひフォローしてねー!!
コメント
4件
リアルに涙目出てきたぁwやばぁい😭
切ないけどこういう系大好きなのではるさんの作品で見れて最高でした!活動休止中なのに作品投稿して下さりありがとうございます!