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新大久保で、キムチを買った。
白菜と大根と、胡瓜のキムチ。
私とヨンスさんが、好んで買っていたキムチ。
夜、炊いた米に買ったキムチを乗せ、
箸で掬って、一緒に口の中に入れる。
ご飯の旨味、キムチの旨味。
とてもとても、相性が良い。
ヨンスさんは、ひと月前に兵役に行った。
必ず無事に、任務を全うするんだぜ、と、
そう、言っていた。
貴方は笑顔で、兵舎の門を潜って行った。
咽ぶ私の濡れた頬に、口付けをしてから。
あと1年半が、もう既に待ち遠しい。
貴方がいない日々は、とても寂しい。
ヨンスさん、貴方が除隊し戻って来たら、
また、新大久保のあの店に寄りましょう。
白菜と大根と、胡瓜のキムチを買いに。
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