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随分とツリーハウスから離れてしまった…。
チップは心配しているかな?でも……もうこんなに後戻り出来ないぐらい好きになっちゃったんだ…。チップのためにも…僕のためにもあそこを離れるしかないんだ。何日間か一人でいればきっとこの気持ちも薄れるだろう…。
「はぁ」
さっきからため息しか出ない。何か独り言を呟こうとしても喋る前に涙がポロポロと流れてきてしまいそうで…。そもそも元はと言えばあの時チップが自然な流れでキスしてきたからこんな複雑な思いをアイツに抱いちゃったんだ!!!僕は悪くない!そう心では分かっているのに納得できない自分がいるのがひしひしと分かる。今でもあの時の事を思い出すと頬が熱くなる。なぜだろう…忘れたいはずなのに…忘れるどころか今までで一番幸せな記憶としてこの胸にあり続けてるんだ。そっかー…。
どんなにここで時間を潰しても、思い直そうとしても、もう後戻りできないことは分かった。さっきは振られるのが嫌でここまで逃げて来てしまったけど、もう大丈夫。告白して振られたって、僕達が今まで築いてきた絆はそう簡単には消えないはず…!
伝えないと…!君が好きって!