お待たせしました。
今回はらいとさん、ロゼさんの話です。
前回言った通り、自分は博多弁について全く詳しくありません。
優しい目で見てくれると嬉しいです。
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ロゼ「らいとどこ〜…全然見つかんねぇ」
ピロンッ
ロゼ「ん?心音から?」
心音『らいと見つかった?』
ロゼ『みつからない』
心音『マジか…』
みかさ『えっ! らいといなくなったの⁈』
ロゼ『らぴちゃんと揉めちゃったらしくて』
みかさ『そうだったんだ…一俺も一緒に探す』
ロゼ『助かる!』
心音『俺も行くよ』
ロゼ『心音はダメ』
みかさ『らぴすのそばにいたほうがいいよ』
心音『流石にそうだよな…』
みかさ『大丈夫だよ!らいとは絶対見つけるから』
心音『ごめん…任せた』
ロゼ『じゃあみかさ見つけたら連絡して』
みかさ『わかった』
ロゼ「…よしっ早く見つけないと」
看護師「あれっロゼ先生、こんなところでどうしたんですか?」
ロゼ「探してる子がいて…髪の毛に黄色いメッシュが入った子見ませんでしたか?」
看護師「男の子ですか?」
ロゼ「そうです!」
看護師「その子なら多分そっちの階段上がってったと…」
ロゼ「ありがとうございます!」
ロゼ(階段…屋上は鍵がかかってるからないとして…)
看護師「ねぇ聞いてよ〜実はさ、うちの担当の子がね屋上の鍵壊しちゃって」
看護師「うわぁー困るよねぇそういうの」
看護師「ただでさえちっちゃい病院でお金ないのに」
看護師「どうすんのそれって感じじゃない?」
看護師「そうだよねぇ…」
ロゼ「っ!鍵壊れてんのかっ… みかさに連絡しとこ…」
ッタッタッタ
ガチャ
ロゼ「らいとっ!!」
らいと「あれー?ロゼやん ニコッ」
ロゼ「何してるのっ⁈」
らいと「なんでもええやん ニコッ」
ロゼ「…なんで…そんな危ないところにいるの?」
らいと「死にたいからに決まってんじゃん…邪魔すんなよ ニコッ」
ロゼ「…なんで死にたいなんておもったの?」
らいと「それは俺が…っ関係ないだろ!」
ロゼ「らいとがっ…辛い思いしてんなら正直にいってよ…」
らいと「関係ないって言ってんじゃん!なに?言ったら俺を助けてくれんの?言ってもどうせ意味なんてないだろっ!」
ロゼ「っ…そんなことないよ…話くらい聞くよ…」
らいと「聞いてもらったからって楽になるとは思えない」
ロゼ「それはっ…」
らいと「もういいだろ…ニコッ」
ロゼ「まって!…危ないからっ!怪我するよ⁈本当に死んじゃうよっ?」
らいと「…ニコッ」
ロゼ「らいとっ!…やだっ…まって」
ガチャ
みかさ「らいとっ!ロゼっ!」
ロゼ「みかさ?」
らいと「わっ! グラッ」
ロゼ「パシッ あっ…危なかったぁ…」
らいと「っはなせよ!」
ロゼ「ちょっ あばれないでっ」
みかさ「ロゼっ手伝うっ」
ロゼ「あっありがとう…」
らいと「…」
みかさ「よかったぁ…まにあった…」
ロゼ「まじでありがと…」
みかさ「屋上って聞いてめっちゃ焦ったよ…」
〜みかさの部屋〜
メルト「ここ、みかさのへや?」
みかさ「そうそう」
メルト「ピンクいっぱいでかわいい」
みかさ「でしょ?あっ!ゲームあるよ!やる?」
メルト「うん!やる」
ピロンッ
みかさ(ん?2人から?…らいといなくなった⁈)
メルト「このゲームたのしい!」
みかさ「ん?あぁよかった…」
メルト「どうしたの?」
みかさ「ごめんっ!ちょっと用ができたからさそれで遊んで待っててくれない?」
メルト「いいけど…」
みかさ「ごめんねっ!その辺にある他のゲームも漁っていいからね!」
メルト「うん!」
みかさ(らいと…そういえば心音くんの方…らぴすは落ち着いたのか…?いやっそれよりもまずらいと…)
ピロンッ
みかさ(ロゼから…屋上っ⁈鍵開いてたっけ…とりあえず急ご…)
タッタッタ
ガチャッ
みかさ「らいとっロゼっ」
〜屋上〜
みかさ「ってな感じでさぁ」
ロゼ「そうだったんだ…え?メルトは?」
みかさ「あっ!行かなきゃっ!」
ロゼ「いくかぁ…らいと…話は後でゆっくり聞くからね?」
らいと「っ…」
〜みかさの部屋〜
みかさ「メルトー?」
メルト「ん?おかえり」
みかさ「ただいまぁ」
メルト「用事おわったの?」
みかさ「うん!…で、とりあえず心音くんのとこいこうかなって」
メルト「ふーん…その子は?」
ロゼ「あ…らいとって言う子だよ」
らいと「…よろしくなぁ!ニコッ」
ロゼ(…らいと…また…)
メルト「よろしく」
みかさ「よしっ!心音くんのとこいこ!」
ロゼ「そうだな…」
〜患者組の部屋〜
コンコンコンッ
心音「どうぞ〜」
ロゼ「らぴす大丈夫だった?」
心音「うん!大丈夫だよ」
みかさ「よかったぁ…」
らいと「…」
ロゼ「あっちょっと向こう行ってるねっ!」
みかさ「うん…」
心音「わかった…」
メルト「ねぇこの子は?」
心音「ん?この子はねぇらぴすっていう子だよ」
メルト「らぴす」
心音「そう!らぴす!今寝てるけど」
みかさ「寝てるから静かにね?」
メルト「わかった」
みかさ「起きるまで待ってよ!」
メルト「うん」
らいと「どこ行くん?ニコッ」
ロゼ「2人だけになれる部屋」
らいと「…」
ロゼ「ここならいいか…」
らいと「何はなすん?話すことなんてないっちゃけど…ニコッ」
ロゼ「あるよ…まず…何があったか教えて」
らいと「なんもない ニコッ」
ロゼ「らいと…ここには俺とらいとしかいないし、らいとを傷つけるようなことは絶対にしない…それでも話せない?」
らいと「……おれがわるかった…それだけ ニコッ」
ロゼ「らいと…しっかり言わないとわかんないよ?」
らいと「らぴすが無理して笑わなくてもいいんじゃない?って言ってくれた」
ロゼ「…」
らいと「俺を気遣って言ってくれたのに…突き放して…傷つけた」
ロゼ「…そっか」
らいと「幻滅したやろ?こんなひどいやつやったんやって… ニコッ」
ロゼ「…ギュッ…幻滅なんてするはずない」
らいと「っ…なんで?普通は幻滅するやろ…俺みたいなやつ迎え入れなければよかったって思うやろ… ニコッ」
ロゼ「思うわけない…らいとはさ、悪いことしたって思ってるんでしょ?」
らいと「…コクッ」
ロゼ「多分ね、らぴすもらいとに悪いことしたって思ってると思うよ?」
らいと「え?なんでらぴすが?絶対俺が悪いのに ニコッ」
ロゼ「悪いことしたって素直に思えるような優しい子たちをうちの病院に迎え入れてよかったなぁ」
らいと「は?…なに言って…」
ロゼ「悪いことしたって思うならさ、あやまりにいこう?」
らいと「らぴすは俺なんて顔も見たくないって思ってるやろ ニコッ」
ロゼ「行ってみないとわからないよ?」
らいと「っ…なぁ…なんであの時俺を助けようとしたの?ニコッ」
ロゼ「…また目の前で大事な人が死ぬのがやだったから…かな…」
らいと「え?」
ロゼ「ほらっはやくらぴすに謝りに行こう!」
らいと「あ…うん…」
ロゼ「らぴちゃん起きてるかなぁ?」
らいと「…」
〜患者組の部屋〜
らぴす「…ん…パチッ」
心音「あ!おはよう、らぴす」
らぴす「しおんくん?…おはよ」
みかさ「おはよ〜」
らぴす「あれっみかさ?…と…だれ?」
メルト「らぴす…メルト」
らぴす「メルト?」
みかさ「そうそう!一緒の部屋になるとおもう!」
心音「仲良くするんだよ〜」
らぴす「うん…あ…らいとは?」
心音「…今ロゼと一緒にいる」
らぴす「そうなんや…」
心音「もうすぐ来ると思うよ」
コンコンコンッ
ロゼ「ただいま…あっおはようらぴちゃん」
らぴす「ロゼおはよう…らいとは…?」
ロゼ「いるよ」
らいと「…らぴす…えっと…」
らぴす「あ…らいと…おれ…その…」
らぴす・らいと『ごめんっ!』
らいと「え?なんで?」
らぴす「らいとこそ…なんであやまるん?」
らいと「え?」
らぴす「え?」
らぴす・らいと「ふっあははっ!」
らぴす「なにお互い謝りあってんねんw」
らいと「たしかにw」
ロゼ「謝れてよかったな、らいと」
らいと「ロゼのおかげ」
ロゼ「もぉ〜かわいいなぁ!」
心音「らぴすもよかったね ナデナデ」
らぴす「うん!」
心音「グゥ〜〜…あ」
らぴす「心音腹減ったん?w」
らいと「音デカかったなぁw」
ロゼ「確かにそろそろ夜ご飯の時間だしねw」
みかさ「じゃあお腹減ってる心音くんのためにも夜ご飯作ってくるねぇ〜w」
心音「マジ恥ずかしいんだけどっ!」
メルト「…どうしよ…ボソッ」
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おわりです。
今回も長くなってしまいました…。
長いとやっぱりつかれますよね…。
次は短くできるように頑張ります。
気長に待ってくれると嬉しいです。
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