第14話 俺の話をきけ
ヘラヘラ顔のまま上級生についていった司郎を、こっそり綾菜は追いかけ――たどり着いたのは、校舎裏だった。
ゴミ置き場になっている、コンクリートでできた小屋の裏で、数人の上級生たちの足は止まった。
「またずいぶん、念入りな場所にきましたねー」
のんびりした司郎の声を聴きながら、綾菜はゴミ置き場の小屋に身を潜めつつ様子を見ていた。
「俺これからボコられるんすかー?」
「そう思ってるツラには見えねえんだけどな」
聞こえる上級生の声はとても呆れていた。
(この状況でも相変わらずって……ホント能天気というか肝が据わってるというか……)
身を隠しながら覗いている綾菜もこっそり呆れる。
「それで、用件は?」
そう司郎から切り出した瞬間、代表で喋っていた上級生だけでなく、一緒についてきている他の上級生にも緊張が走った。
そして。
「お前さ、付き合う気もない女**************************
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