いく丸は操縦桿を握り悪戦苦闘していた。
「んん~惜しいじょ〜前に進まん!」
“ピン!”
「わかったじょ〜、こっちか!」
ヘリコプターはやっと前進した。
ケヌキは護送車に乗せられタヌキ収監所へ連れて行かれた。
「タヌキの皆様〜またお会いしましょう!
オイラは犬エリアに戻ってお茶して昼寝するじょ〜(笑)」
いく丸は鼻歌を口ずさみながら犬エリアに向かって飛んで行った。
しかし、極度の方向音痴のいく丸に帰巣本能はなかった。
護送車の中からケヌキは反対方向に飛んで行ったいく丸を見ながら腹を抱えて笑っていた。
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