※一話から読んだほうが楽しめます。
こんにちは。主です。こちらは、一話の続きです遅くなりました(汗)
前回ちょっと好評だったみたいなので…どうぞ。
「れーちゃん!一緒に帰ろー!!!」
放課後、灯が元気よく誘ってくれた。
「あ、うん!一緒に帰ろっか。」
こういうことは、もう定番。でも、本当に助かってる。なぜなら灯以外に一緒に帰れる友達なんて誰もいないからだ…トホホ…まあ、今は灯がいるからこういうことは考えなくても大丈夫!
「れーちゃん、今日はどんな絵を描いたんですかー?」
灯が聞いてくる。これも定番で、一緒に帰るときは必ずその日に描いた絵を灯に見せるようにしてるんだ。
「今日はねー…この絵を描いたの!」
「うおおおおお!!!!くっそ可愛いんだが!?好きだああああ!!連写確定すぎるううう!!!」
そういって灯はカメラでパシャパシャ撮っている。この通り、灯は私の絵が好きみたい。それにしてもそんないっぱい撮られると流石に照れちゃうなぁ…毎日のことだからもう遅いけどね。
「よし、この子の名前は、流星 願(ながれぼし ねがい)ちゃんにしよう!」
「願ちゃんかーいいね!この子、ちょうど星イメージだったからいい名前だわー!」
そうそう、灯は私の絵の一人一人に名前をつけてくれる。ネーミングセンスがありありのありだから、こっちとしてはすごい嬉しいなぁ。
「でしょでしょー!やっぱうち、ネーミングセンスありすぎて天才だわ!」
「自己肯定感高いな…」
まあ実際その通りなんだけどね。
「まあまあ、落ち着いてっ!そういえば、逸先輩またモテまくってたねー!れーちゃんは逸先輩に興味とか無いの?」
「逸先輩…?あぁ、二年生の人か。私は別に興味ないけど…」
「えぇっ!?てっきり実は興味あります的なやつなのかと思ってたぁ!あたしは、興味ありありのありなんですけどー!」
「そ、そんなに?だって、ミステリアスすぎてよくわからないし、変な噂しか聞かないし…そもそも他の人ともそんなに接してないからよくわからないよ…」
「そうかなぁ…だからこそ興味湧いたりしない?てか、逸先輩って案外いい人らしいよー!」
「そうなの?大体ミステリアスな人っていい人率高くない?私は、そっちのほうが興味あるんだけど…」
「まじか…れーちゃんって変なものに興味湧くよねー。なんでなの?」
「なんか…謎深きものって感じで…調べたくなるっていうか…自分でもよくわからないや…」
確かに、そう言われたことは今まででたくさんあったけれど…理由とかない
「あ、もう分かれ道だっ。じゃあまた明日ー!」
「え、もうそんなところまで来たんだ。うん。また明日。」
そういって私達は別れた。
前回と比べて少し短かったですが、これで第一章はオワリです。
次回から第二章に入っていきます。
それでは次回。
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