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依頼人の目の前の椅子に腰がける
依頼人はオレンジ色のような髪の色をしてい
る男の人だ。
「本日の依頼は?」
笑顔で接する、
依頼人は答える。
「𓏸𓏸番地の裏にいる小さい組織を殺してくださいませんか?」
𓏸𓏸番地…
小さい組織がいるとは聞いたことがない。
最近出来たのであろうか、
それとも、嘘をつかれているのであろうか、
とりあえず、色々聞こうか。
「なぜです?」
「密輸をしていたり、武器を所持していたりして物騒で怖いので…」
「家が近かったり近くの道をよく通られたりするのですか?」
「ええ、家が近くで…」
なんか、怯えてそうな顔をしている。
見た感じ、裏社会とは関係なさそうな人だ。
一般人が殺し屋の元に訪れるか?
答えは100%では無いが、Noだ。
一般人が殺し屋へ…。
何を企んでいるんだ?
「…」
「あ、あのぉ…」
「…!あ、すみません、考え事していまし
た…。失礼ですよね笑。」
「あっ、いえいえ、失礼だなんて…」
「…そうですか笑。 」
いけない、いけない。
依頼人がいるんだ。
“違う自分”になりきらないと…。
「そうだ、料金の方の説明を…。」
「はい、」
「小さい組織の撲滅。ということで、こちらのほうの料金でどうでしょう。依頼人さんのご要望で安くもできますよ?笑」
「もう5万安く出来ませんか…?」
依頼人は恐る恐る言った。
一般人だから安くして欲しいのだろう。
いつも来るような人だったらこれで了承してく
れる。憎い人を殺すとなると、出した値段より
多くだす人もいる。
「5万だけでいいんですか?もっと安くも出来ますよ!笑」
「え、そうなんですか?」
「はい!…ですが、その代わり殺し方が残酷になります笑」
「具体的に言いますと…?」
「石や岩で頭を砕く…とか?」
「ッ…」
あぁ、一般人には驚く内容だったかも。
「どうします?」
「5万安くだけでいいです…」
「承知しました笑」
「では、お金の方を。」
ドン…
依頼人が意を決したように
札束が置かれる。
「ありがとうございます!依頼、必ずやり遂げてみせましょう!」
元気に言う。
あーあ、
面倒くさい。