テラーノベル
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イラベル過去編です、書ける気がしない。
むかーしむかし、700年ぐらい昔。あるところに一人の女の子が居ました。女の子は母親に拾われた身で、多少貧乏ながらも不自由のない生活を送っていました。ですが、白髪に虹色の瞳は、その子をまるで貧乏と思わせないほど綺麗なものでした。その子はイラベルという素敵な名前を持っていました。
ある日、母が男の人をうちにあげ、こう言いました。
「イラベル、あんたにお父さんができるよ。」
「お父さん?」
「そう、たくさん構ってもらえるからね。」
その言葉にイラベルは嬉しくなりました。イラベルの母は働きに出ていて、イラベルはひとり遊びをしていたからです。もちろん遊びは一人でも楽しい、でも二人ならもっと楽しい。イラベルの心は踊り出して、もう気分は絶好調。お父さんが来るその日まで、一人でニコニコと遊んでいました。ですが、一人でニコニコと笑えていたのもここまででした。
お父さんはイラベルに、殴る蹴るなどの暴行をはたらきはじめました。時にはキセルの火皿を押し付けられ、時には顎の近くを抓られ引きずり回される。その機会は、生活を続ける事に増えていきました。お父さんはそれを「アソビ」だと言いました。イラベルは一人で遊び時より辛いことに疑問を覚えました。どうして大きな声が出るのか、どうして拒絶するのか、どうして涙が出るのか。イラベル自身にも、それは分かりませんでした。ですが、アソビと言うなら、楽しいものなのでしょう。それがどれだけ苦しいことでも、お父さんを悲しませたくなくて、イラベルは笑顔を作り続けました。
いつしかイラベルは十歳になりました。ですが彼女は十とは思えぬほど大人びた容姿と、純粋無垢な子供の性格を持ち合わせていました。容姿はお母さん譲りなのでしょうか?それは誰にも分かりません。ですがそれが、お父さんにとても都合が良かったのは分かっていました。イラベルはお父さんの周りの女性のように、呻き声をあげる立場になりました。イラベルが少しだけ違ったところは、他の女性より執拗に、激しく遊んでいたことです。お父さんは大人の体を持ち、子供のような幼い笑みを持つイラベルを気に入っていました。父が唯一知らなかったことは、その笑顔は父からのアソビに耐えるために、自分のお守りとして続けていることでした。
(大丈夫、大丈夫!これは遊びだよ!怖がってなんてない、怖がることなんてない!)
そんな考えを続けていくうちに、いつしか本当にそう思い始めました。偽物だった笑顔は本物になり、ひとり遊びよりお父さんとのアソビの方が好きになりました。 しかし、笑顔が作れても彼女の体には跡が残る。
ある日、お母さんの長期の出張が終わり、イラベルを迎えに戻ってきました。お母さんをイラベルを見るなりみるみる青ざめ、そのまま優しく抱きしめました。ごめんね、ごめんね、と呟くお母さんの言葉を、イラベルはまるで理解できませんでした。そのままお父さんとお母さんは取っ組み合いの喧嘩を始めました。床は見慣れた赤色で染まり、聞き慣れたことばが飛び交います。この時、イラベルは初めて女性に組み敷かれている父を見ました。何となく、これは良くないことだと感じました。だからみんなに喜んで欲しくて、ただ笑顔になって欲しくて。
その場にいる全員を遊び相手にしました。近くにあった、綺麗なキャンディ。昔、女の人が料理に混ぜてくれたキャンディ。
きっとそれで遊べば、綺麗な赤色が広がると思うの!
「わぁ、キレイな赤色!この色をみんなにも見せてあげたい!幸せな人も、不幸な人も、みんなみんな等しく、キレイな色を!」
だからイラベルは沢山遊びました。
両親と笑いあう幸福な子とは、おままごとをして遊んであげました。大きな声で喜んでくれて、イラベルはとても喜びました。
おもちゃを取り合って喧嘩する子供たちとは、仲直りとして一緒にお絵描きをしました。声もあげないほど楽しんでくれたようで、イラベルはとても喜びました。 いつしか、イラベルの遊びはとても人気。ついには国王もそれを望み、イラベルはあっという間に囲まれ連れていかれました。
ですが、イラベルが入れられたのは冷たく暗い独房。誰も来てくれない寂しさに、イラベルは家での生活を思い出しました。暗い暗い部屋の中、時間も分からないまま、彼女の視界が滲みました。足元の石の色は変わり、ぽつぽつという音も聞こえます。イラベルは不思議に思いました。
「なぁにこれ、お水?ふしぎ!なんでおめめからお水が出てくるの?」
イラベルは泣いたことがありませんでした。泣いたら怒られてしまうから。彼女の質問は虚無に消え、永遠に知られないものになる。
はずでした。
「それを涙と言うのよ。悲しい時や嬉しい時。気持ちが高くなると泣くの。」
シモクレンのような目の少女が、イラベルの質問に答えてくれました。彼女はイラベルより一回りも小さかったですが、イラベルは心の奥底で、自身の父より恐怖していました。
「……イラベルと遊んでほしいの?」
「そうじゃないの。私はイラベルちゃんに伝えに来たのよ。貴女の今後の処置について。」
今後や処置は難しくてよく分かりませんが、あまり良い話ではないように感じました。
「ねぇ!イラベルってどうなっちゃうの?」
「極刑……のはずだったわ。」
「イラベルちゃん、来てちょうだい。」
「あなたに選択の余地をあげる。」
中途半端に終わっちゃった。
この後この子が国王と交渉してイラベルは極刑の罪を逃れて処刑代理人になります。その後はバレナ攫ったり色々しました。
コメント
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はい重い胃もたれ限界迎えました胃が無くなりました父親許しません
今回もめちゃくちゃ良かったよ!!!! まず父は私が○す!!!(?) もうイラベルちゃんが子供っぽいまま 良くない事を遊びだと認識させたのは アイツのせいだし許されるはず…(?) 悩む所はイラベルちゃんのお母様が 可哀想な様で全ての元凶な様で… イラベルちゃんからしてみれば ある意味、難しい立場なんだよね… ってか、それ関係なしに魔族って 人によっては○しを躊躇いなく出来る 種族なのかな?
おーけー取り敢えずクソ父許すまじ なーんか皆重くないですか??