テラーノベル
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この男…まさかはやととはな下の名前は知っていたが上の名前も顔も
わかんなかったからなんか悔しい…
でもそれならなんであいつ
最初あの雑魚ども殴り飛ばさなかったんだ?
佐野の実力なら
一瞬で蹴散らせたはずなのに
「なぁ、なんであの時殴り返さなかったんだ?」
「あ〜、仁人が代わりにやってくれると思ったから笑」
「…嘘つけよ」
あいつの傷からして
痛々しいほど抵抗の跡があった
俺がきたからと本人は言っているが
こいつ多分
どっかやってんなと佐野の状態に気づく前から薄々思っていた
おそらく足で間違い無いだろう
立つ時少しふらついていた
佐野は顔で嘘をつくのがうまいが
行動で嘘をつくのは下手くそだ
行動じゃ嘘が隠せていない
隣を見てもなんともないよと余裕そうに笑う佐野
でも足が少し震えている
なんで隠すんだ?言えばいいのに、
「足やったんだろ?」
「…隠せなかったかぁ、」
「舐めんなよ」
いつぶりだろうこんなに自分を出して話したのは
ここにきてからずっと
仮面をかぶっている気分だったから
というか被ってたから
なんだか清々しくなるもんだ
解放されたと言うか…なんというか
「とにかく無理はすんなよ」
「仁人もね」
と会話をした矢先店内に怒鳴り声が聞こえる
今日トラブル起き過ぎじゃね?
と半ばイラついていると
よく反響を聞けば外だと言うことがわかった
お前さ…ほんと何回目?
何にキレてるのかもわからない
これで三件目?
そろそろ舜太に怪しまれるんだけど
弁解だるいって…
でもヒートアップして店から出たお客さんに
危害加えられちゃ困るし
しゃーないなぁ…あぁめんどくせぇ
とりあえず佐野を連れて店の外に出る
すると朝の奴らが待ち構えていた
今度は…舜太?!?
舜太が床に倒れている
その床に散らばってた赤い液体
ッチ…こいつら正気かよ
そいつらの手にはカッターナイフとナイフ
マジで殺す気だなこいつら
手も震えていない
覚悟を決めてるマジの人間を目にするのは
久々だ。
なにより俺の大事な
お巡りさんを傷つけられちゃ
色々と面倒になるし
古き仲良き友達だしあいつとは
あじさい。
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#塩レモン
comi
1,939
ゆきむら
2,033
俺はそいつらに向かっていく
佐野もその隣を歩く
なんだか頼もしい相棒がいるみてぇだな
「おい、そこのイキリ」
「あ?」
こちらを見てニコッと笑う
気持ち悪いなぁ
見てて吐き気がする。
「朝はどーも?」
「隣のやつまたやられにきたのかよ笑」
「どもーっす(^^)」
「その笑顔ぐちゃぐちゃにしてやんよ」
「佐野先行くか?」
「ハメ外してもいーい?」
ニヤリと笑う佐野
その瞳には殺意が渦巻いていた。
「はやとに任せるよ」
そういうと佐野はそいつらに向かって走り出して
腹パンをかます
昔と手つきが変わってなくて少し懐かしむ
でもその前にやることがある
俺は舜太の元へ駆け寄る
息はまだあるし店の中に入れて
だいちに任せよう、
俺はもしもの応戦に備えとかないと
佐野の足が持つかどうかだ…
それに相手は素手じゃなく武器を所持している
急いで舜太運ばないと
俺は担いで走って店へ駆け込む
だいちを呼び処置を頼んだ
「任せて!佐野のところはよいけ!」
この場はだいちに任せ
俺はまた外へと駆け出した
遠くから見える佐野の姿
手に滴る血
切られたか…
俺は走って応戦しようとしたが
確かに背中を向いているはずなのに
気配でわかったのか
「綺麗な肌が傷ついちまうだろう?俺が倒れてもお前はこっちくんじゃねーよ」
そう言ってまたパンチを相手にかました
腕から垂れてくる血
自分の血よりも濃ゆく深い色の佐野の血が
コンクリートの床にポタポタと垂れる
その姿をただ見てるだけなんて俺が嫌だ
そう思っていたらもうすでに勝手に足が動いていた
1人の相手が佐野の頭をナイフで刺そうとしたナイフを振り翳した時
俺はそいつの頭を思いっきり蹴り飛ばした
頭からぶっ倒れて気絶してる間に
「はやと!」
名前を呼び意識を戻させる
佐野は嬉しそうにニヤッと笑い
もう1人の相手の方を見る
そいつの反応はまるで
肉食動物に今から狩られる草食動物のような
子鹿並みに足が震えていた
今こいつどんな顔してっかわかんねぇだろうな
佐野はそのまま飛び込み
拳を思いのまま踊らせていた
「おいおいどうした?こんなもんか?」
楽しそうな佐野の声が後ろから聞こえる
相手は倒れ込みもう戦闘不可能
ナイフを手に取り
相手の頬にペチペチ当てているのだろう
音でなんとなくわかる
「っくそが、お前ら…何者なんだよ!」
「仁人。教えてあげる?」
あいつの背中をもう一度ぐりぐりしていると
佐野に名前を呼ばれ振り返る
「あぁ、ここを2度と歩かせないためにもな」
「は?」
何言ってんだ見たいな顔をしている
果たしてその顔があと何秒もつかな…
「俺らミルクボーイなんだよね。」
その言葉にビクつく
だろうな
ここらの連中は大抵ミルに世話になってる
もちろん悪い意味でな。
「そこの番長してましたーチェストニキの吉田でーす」
「その部下のはやちゃんでーす」
まぁ部下ではあるらしいが
正式では無い
けど別にいいか事実だし
「あのはやちゃんと、吉田?!?」
「そー!俺は顔出してなかったのと仁人は更生して雰囲気変わったからね」
「す、すいませんでしたぁぁ!」
泣きながら謝る
「2度と俺らの前に現れないで、そんでお前んとこの連中に伝えろ。
“ここを歩くのは地獄を歩くのと一緒”
死にたくないならさっさとヅラかれ」
すると1人は立ち上がって走り去った
残りの1人は気絶したまま
まぁいいか放置でめんどくせぇし
「はやと、かぁー?」
馴れ馴れしく絡んでくる佐野
「もう呼ばねーよ」
「ちぇ〜呼んでくれてもよくない?」
「不用意に距離縮めたくねぇんだよ…」
「ふーん」
「いいから戻るぞ。その傷治療しないと」
「ふふ、昔と立場逆転だなぁ」
そう余裕そうに笑う佐野
…足も手も怪我してんのによくへらへらしてられるなこいつ
恐ろし。
「悪い思い出だよ」
「なんでよ〜」
なんだか久しく友達ができたみたいな
そんな感じがした
“はやと”ねぇ…
と横からの気配が消えたので振り返ると
俺は少し早歩きすぎたのか店の前で止まって
遅れた佐野をまつ
あいつやっぱり足が良くないんだな
足を引き摺りながらも笑顔で追いつこうとしている
「はやと」
そう呼んでやると犬のようにかけて来る
本当に足怪我してるの?ってくらい
俺の目の前へくると
心底嬉しそうな目で俺を見つめる
なんだか可愛く思える
さっきまでは呼ばないって言ってたけど
たまにはいいかもな。
というかほんとに足怪我してる?ってくらい足めっちゃくちゃ動いてたなぁ、
まぁ一件落着?したからいいけどさ
店の中に入ると舜太がソファで寝ていた
「おぉお疲れさん、って佐野もかい」
「ごーめん仁人に見惚れてたらやられちゃった笑」
「バカ!お前…言い訳に俺の名前出すな!」
「はいはい、ええから佐野こっちきて」
佐野はバツが悪そうにだいちの目の前にある先に座る
…なんだろうな
佐野はだいちと楽しそうに話してる
俺の時とは全く違う
意地悪も言わないし、笑顔を絶やさない
まぁですよねって感じなんだけど
いやですよねもおかしいか?
なんかむず痒い
この感情に名前がついているのかもわからないけど
今言えるのは
胸と腹の奥がむずむずして仕方ないことだけ
俺が気にすることじゃ無いのに
こうやって俺が悩んでる間も
2人は笑っている
“お似合いだな”そう溢した言葉には
本音も意味をこもってなかった。
気を紛らわすために
寝ている舜太の様子を見に行く
2人を見てるよりよっぽどいいもん
よーく見るとこいつも大したイケメンで
まつ毛長いし唇の形綺麗だし
俺とは大違いだなぁ…
ふと触れたくなるほど柔らかい唇
ちょっとなら…と思い
唇に手をかけようとしたら時
「仁人?」
振り返るといつのまにか佐野が立っていた
慌てて手を引っ込ませる
立ち上がってなんとも無いふりを装う
「ん?なに?」
「いや…なんでも。」
少し怪しそうに見てきたが
俺は必死の笑顔で貫き通した
いや流石にこれはバレたら引かれるし
多分見てない。多分。
今日ほんとにどうした?
ありえないくらい忙しいんだけど…
これ以上忙しく何ないと良いなぁ
3話全部100いいね越えありがとうございます
ほんとに嬉しいです。。
シルバーウィークは毎日更新する予定なので
時間がある際読んでいただけたら
嬉しいです。
コメント
5件
いやいやチェストにきwwwwwwwチェストニキ思いついたんですか? 思いついたのなら神として称えあげられると思います! ぜひよかったら作品見ていってね!
チェストニキの吉田で〜すで過去一笑った
うわああ第4話もめっちゃアツかった…!!仁人くんと佐野くんのバディ感、めっちゃいいね😭💕「はやと」って呼んだら犬みたいに駆け寄ってくるとことか、可愛すぎて尊死するかと思った…!!笑 でも終盤のだいちと佐野くんが楽しそうにしてるの見てる仁人くんの、あのモヤモヤした感じ…これは恋…?それとも嫉妬…?って感じでエモすぎるし、最後のシーン、舜太くんの唇に触れそうになってたのもめっちゃドキドキしたよ…!!4話全部お疲れさま、続きも楽しみにしてるね🌸