テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
私には付き合っている人がいた。相思相愛、愛し合っている純白な関係。
毎日「おはよう」「可愛い」「愛してる」「おやすみ」のメッセージを送っていた。
…はずだった。
ある日突然アナタからメッセージが来た。
『俺たち別れよう。』
なんで?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで?
私達あんなに愛し合ってたのに?私達ずっとメッセージ送りあってたでしょ?
ご飯も作ってあげて、誕生日にはプレゼントあげて、記念日には一緒にお祝いしてあげたのに?
なんで?ずっと一緒って誓ったよね?ねぇ?答えてよ。私なんでアナタと別れないといけないの?
そう考えていた時、アナタから一通のメッセージが来た。
『新しい恋人が出来たから。』
なんで。なんで。どうして?愛した時間を返してよ。嘘つき。嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき。
もういい。でも、ワガママな私のお願い。最後に1つだけ、聞いて欲しい。
「最後に、ぎゅっとさせてほしい。」
『分かった。じゃあ行くから。これで最後だよ』
そう言われた途端、私は貴方からブロックされた。これでいいんだ。これで。
…嫌いだ。貴方の事が。嫌い、とても嫌い。大っ嫌い。
もう貴方が振り向かないの、分かってる。気付いてる。気付いてるくせに私は。 “どうして”ばっかで。今までもそう。どうして?なんで?って我儘だけいって。でも、離れたくない。
…あの事のこと、祝ってあげるわ。だから、最期に。
最後の貴方とのハグは、とても暖かかった。だけど、心に大きな穴が空いたような気持ちになった。
でも、これでいい。私と貴方は最初からこうなる運命だったんだ。仕方ないから、そう思うしかない。でも、これで。これで貴方も_
コメント
6件
うわぁぁ…😭 天才やぁ…()
青野郎...お前久しぶりに天才だな((