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このお話は特定の国を批判する、戦争賛美などの意図はありません
BL要素❌
学パロ
これらがいい方は本編へどうぞ↓
ピピピピ、という目覚ましの音で目が覚める。
二度寝をしようとした時、昨日の出来事が蘇ってきた。
…そういえば、兄貴達は居ないんだった。
起こす人が居ないことを知った俺は、素直に起きることにした。
素早く新しい制服に着替えて、下へ降りてリビングに行ってみる。
もしかしたらいるかも、という期待を乗せてドアを開けてみた。
…やっぱりいなかったけどな 。
そこにはしんと静まり返った部屋しか無かった。
…確認も取れたことだし、朝飯準備しないとなー…
そうして俺はオーストラリア達が降りてくるまで朝食を作ったりで暇を潰した。
数分後、オーストラリアとニュージーランドが起きてきた。
🇦🇺「…おはようアメ兄さん。」
🇳🇿「おはよー…アメ兄 」
🇺🇸「Good morning!今日からお前らも学校だな! 」
俺は2人に向かって明るく挨拶してみた。
これで、少しでも元気になってほしいから。
……暗い雰囲気はここまでにして、今日は俺も弟達も新しい学校へ行く日だ!
楽しみ……だな!HAHA!
🇦🇺「……兄さん、朝食を作ったのはいいと思うんだけど……弁当は大丈夫なの?」
朝食を食べていると、オーストラリアがそんな事を言い出した。
……べんとう……?
🇺🇸「…え?昼ご飯必要なのか?!」
🇳🇿「…うん、そうだね。…でも僕らは給食あるから大丈夫――」
🇺🇸「…いや、ダメだ!俺がお前らの分まで作るぞ!」
やばい、知らなかった。…忘れてただけか。
今の時刻は7時丁度!低クオリティにはなるが、作れるだろう!
🇺🇸「よし!俺が美味いもん作ってやるぜ!」
ルンルンで俺はキッチンへ向かった。
俺の後ろでニュージーランドが呼んでた気がしたが…気のせいだな!
そうして俺は昼食作りに取り掛かった。
30分後、3つの弁当の中身には色々なおかずが詰め込まれていた。
🇺🇸「うん、いい出来だな!」
兄貴から学んでおいて良かったぜ…
🇺🇸「おーい!弁当出来たぞー!」
すぐ近くで座っている2人を大声で呼ぶ。
🇦🇺「…うるさい……」
🇳🇿「いつも元気だねアメ兄…」
オーストラリア達は顔を顰めてこちらにやってきた。
🇳🇿「…!うわぁ!30分でこんな作れるんだね!ありがとうアメ兄!」
🇦🇺「……美味しそう……!」
自信満々に見せたら、意外といい反応をしてくれたので嬉しかった。
時刻は7時35分。そろそろ行く時間だ。
各自お弁当を鞄に入れ、準備をする。
🇺🇸/🇦🇺/🇳🇿「行ってきます。」
寂しくなった人数で、我が家にそう告げた。
ある程度歩くと、分かれ道になった。
左に行けば高校があり右に行けば中学校がある。
俺はここで、嫌な予感がした。
🇺🇸「……なあ、帰りも一緒に家に帰らないか?」
なんとも言えない不安感から、俺はオーストラリアとニュージーランドに、ここに集合して一緒に帰ろうと伝えた。
2人とも驚いていたが、了承してくれた。
🇳🇿「…どうしたの?急に。 」
ニュージーランドが珍しい行動をする俺に問いかけた。
🇺🇸「…嫌な予感がしたから、だな。」
俺はそう答え、2人に気をつけろよとだけ言い、俺は高校へと向かった。
目的の場所へ着くと、そこだけ空気が重く感じた。
行ってはいけない、というように体が重くなってくる。
それでも何とか校舎に入り職員室へ向かった。
それからなんやかんやあり、今は教室の前。
先生の合図があったら入ることになっている。
先生「ー〜、どうぞ。」
合図があったので、扉を開け中へ入る。
その瞬間、先程よりずっしりと思い空気が体全体にのしかかってきた。
脳が、体が、ここは危険と警鐘を鳴らしていた。何故だか分からないが。
……ダメだ、自己紹介が終わるまではここにいないと……隠せ隠せ隠せ隠せ隠せ…!
必死にこの症状を緊張からだと思い込み、少しでも心を楽にしようとした。
先生「自己紹介、お願いします。」
そう言われたので、覚悟を決め、深呼吸をして始めた。
🇺🇸「……ぁ、アメリカ、です。ょ、よろしくお願いします。」
作り笑いを交えてクラス全員に言えば、皆が拍手をしていた。
先生からは、席は日本、という人の隣と聞いた。
日本が誰か分からなかったが、手招きしてくれていたのですぐ見つけることが出来た。
🇺🇸「…よ、よろしくな…!」
まださっきの症状はあるものの、少し慣れたので話しかけてみた。
🇯🇵「…よろしく。」
日本はツンとした返事をして、そっぽを向いてしまった。
塩対応だなと思ったが、気にすることも無くそのまま授業を聞いていった。
昼休みになり、席で昼飯を食べていると隣の席の日本が話しかけてきた。朝は冷たかったのに。
🇯🇵「……アメリカ…くん、だったっけ。」
🇺🇸「え、あ、ああ。そうだけど…」
急に話しかけられたので、俺は困惑気味に返事をした。
すると日本は、無表情のまま俺に顔を向けて、口を開いた。
🇯🇵「……ここにいない方がいい。特に君は。」
🇺🇸「……はあ?」
急にそんな事を伝えてきた。
新手ないじめかと思ったが、日本はそんなことしないと謎の安心感があったのでその考えは消えた。
…まあ、俺も転校早々体調不良になる学校にはいない方がいいと思うが……
🇺🇸「……お前が言いたいのは、俺がここから転校しろってことだよな?」
🇯🇵「…うん、そうだよ。君がここにいるのは危ない。」
俺が日本の言ったことを噛み砕いて繰り返し言うと、日本はそうだと頷いた。
……危ない…?どういうことか分からないが、俺はここを離れることは出来ない。兄弟を見つけるまで。
🇺🇸「…俺が危ない…のは分からないが、俺は転校しないからな。」
🇯🇵「……どうして?君、今日すごくこの学校を拒絶してたよ。」
…なるほど、朝のあれは拒絶反応なのか。
俺がそのぐらいになるってことは、ここに兄貴たちはいるんだな!
🇺🇸「…なるほど、お前の言葉で確信した。」
🇯🇵「……、何が。」
これまで表情を変えなかった日本が、怪訝な顔をして聞いてきた。
🇺🇸「ここに、俺達の兄弟がいる、ってことがな。」
日本に、俺は精一杯のドヤ顔で答えてやった。
これで1つ兄貴達に近づけたな!やったぜ☆
日本
高校2年生
日本家の次男 上に兄と姉がいる
今は冷たいが昔は暖かくて優しかったとか…
仲良い友達が2人いた
後日イギリス家のプロフィールも出します
🇬🇧「次回に続きます。」
🇬🇧「50いいね、ありがとうございます。」