桜が舞い、その花びらを一人、また一人と踏みつけながら入学式への道を歩く
しかし…
キィン!
kn「シャオロン!腕落ちてんじゃねぇの!?」
sya「なわけ!お前よりもうめ~よ!」
そうでない者もここに
gr「新入生というものは、こんなにも元気なのか?」
tn「多分あいつらがおかしいだけです」
入学式が行われるのは第一体育館
その大きさは、新入生を圧倒するほどのもの
小一時間ほどの演説の後
主席生徒の挨拶が始まる
「グルッペン君、壇上へ!」
カツカツという心地よい軍靴の音と共に
金髪のその髪をなびかせ、堂々と歩く彼の姿に
どれほどの人が圧倒されただろう
gr「新入生諸君、俺は父を超える
俺の野望と同じような野望を持つ者、俺に付き従いたい者は
俺に付いて来い!」
しばしの静寂
生徒も、教師ですら
彼には近づけない
小さく頭を抱えているトントンしか、動いている者は見つからない
最後に不敵な笑みを浮かべ
壇上から彼は降りる
「え、えーそれでは、これで入学式を終了します」
こうして、入学式の幕は降りる
tn「はぁ、あんたがいると、余計なことしか起こらない」
gr「だが、楽しいだろう?」
コメント
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フォロー失礼します(*・ω・)*_ _)ペコリ