お久しぶりです優花です。
🍌side
俺は貴方が泣いているのを見たことがない。
一緒に笑ったり怒ったり色んなことをしていた俺達。
苦しくても楽しくても何をしても半分ずつだった。
だけど唯一貴方の涙だけを俺は見た事がなかった。
『ぼんさん、ぼんさん』
俺はずっと泣いて、でもそれだけ愛していた。
「いい、から、新しい…恋を、相手を…みつ、け…な」
死ぬ時さえも俺を優先して一滴も涙を零さなかった。
死後の世界がどんな世界なのか誰も知らない。
せめて、人々が想像している天国のような場所であって欲しいと願うばかりだった。
🍆side
「ぼんさん、ぼんさん」
泣きながら俺の名前を訴えるおんりーチャン。
俺の為に泣いてくれて、俺の為に心配してくれて。
だからこそ俺が無くなったあとも楽しんで欲しかった。
『いい、から、新しい…恋を、相手を…みつ、け…な』
おんりーチャンが幸せになってくれたら俺はそれでいい、それが俺の幸せだから。
できるなら今まで通り幸せを分け合いたい。
でもそれは無理な話だとわかっているから。
おんりーチャンがこれで幸せになれるかなんて分からない、おんりーチャンの気持ちはおんりーチャンにしか分からない。
でもきっと俺の思いを分かってくれて、受け取ってくれるのだろう、そう信じている限り。
言えなかったけど、ありがとう───
🍌side
ずっと泣いている俺、情けないと分かっているけど、ぼんさんはきっと俺に幸せになって欲しかったんだと思う。
でもそれは無理だよ、俺の幸せはぼんさんと一緒に過ごす毎日のこと、貴方が死んでしまってはそれが叶わないのだから。
『ば、か…っ』
俺はまたそうやってぼんさんに迷惑をかける。
仕方がないじゃん、先に逝ったのはどっち?
約束を守らなかったのはどっち?
ぼんさんじゃんか。
最後くらい、涙を零したっていいんじゃないの?それとも何、俺を信用してないから?
違う、違うの、ぼんさんの優しさを、悲しみを1番知っているのはきっと俺だから、ぼんさんの今できる精一杯の優しさを受け止めなくちゃいけないのに。
『ありが、とう…安心して、っ幸せに、なるから』
泣いて枯れた声でそう言う、この声が聞こえているかは、貴方にしか分からない。
文字ばっかりで見にくくてすんません。
読み直したら可笑しなところばっかで笑っちゃいますw
……頑張ります💪🔥
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