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猫の好奇心

4 - 第1章 赤く光ったあのひとみ 第3話

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2024年08月09日

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調べて分かったことは、アッキーナに憑いてる霊は相当昔の霊だという事。霊と言うよりかは…妖怪?に近い。江戸時代からいる”猫又”という妖怪。大きさは大型犬程の大きさに、しっぽが二つに分かれている…というのが特徴に挙げられた。

しかし…何故アッキーナに取り憑き、ふわっちと黛さんの事を探しているのか分からない。


「お~い剣持、猫又についてなんか分かったか〜??」

『あ、椎名。』


僕は調べたことをそっくりそのまま伝えた。


「お~~ん、十分十分、結構集まったんちゃう??その、ネコマタってヤツについては。」


満足そうにそう言う椎名。

ただ肝心のお払い方法が分からない。


「椎名…お払い方法が分かってないんだけど…」


そう言うと椎名は呑気にも笑い、手をひらひらさせてこう言った。


『え〜?wお払い方法なんて要らん要らん!!あてぃしらにはさいきょーのお祓い術があるんやからな〜!w』

「馬鹿、効かなかった時も考えろよ…」

『はぁ!?今バカって言ったかあてぃしのこと!!?』


ギャーギャー騒ぐ傍ら、ボーッとサイトを眺めていると、ある考えが過ぎる。


「…あ、ねぇ。これさ…ふわっちと黛さんに警告しといた方がいいんじゃない??」

『あてぃしは馬鹿じゃないですぅ〜!!クズかもしれやんけどぉ〜!!』

「いつまで騒いでるんだよwはいはい、バカと天才は紙一重って言うし、馬鹿でも幾らでも天才になれますから。それに椎名にしか出来ない事だし…とりあえず一旦僕の話に耳を傾けてくれ、お願いだから。」


ピク、と椎名が反応する。

明らかにニヤニヤとしながらも静かになってった。


『…まぁまぁ聞いてやらんこともない。んで、あたしにしか出来ない事ってなんや???』

「やっと聞いてくれた…椎名、御札あるでしょ??」

『あぁ、あるで。それをどうする気や????』

「ふわっちと黛さんに1枚ずつ渡す。」


椎名はイマイチ状況を飲み込めていないようだった。「とりあえず渡しとけばいい」と言って、次の議題に移る。


『…え、渡すだけなら剣持でもできるくない??』

「いやこっからだよ。椎名、結構重要な役割だからなこれ。」


頭にハテナばっかりが浮かんでる椎名。

僕は今思い付いている事をそっくりそのままの作戦を椎名に伝えた。


『___…なぁるほどなぁ…』


ニヤリと笑う椎名。どうやら勝てる算段が見つかった様子でいた。

椎名が主体で動くとはいえ、彼女1人だけじゃ難しい作戦でもある。僕も、自分で立てた作戦なのだ。今回の除霊は協力してやらなければならない。

…とはいえ…


「”コイツしいな“とちゃんと…意思疎通できるかなぁ〜…」

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