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先生は、淡々と推理していく。
気絶している母と妹を横目に。
その様子は、今と左程変わっていない。
推理が終わった途端、此方に来い、と言われ、素直に従った。
私は、小さな先生と、警察官には見えない人たちの後ろに下がった。
すると、母と妹が起きた。
母:よくも…..よくも遣ってくれたわね!
妹:あんたが居なければ、私もお母様も幸せだったのに!
と叫び、こちらに走っていきた。
私は怖くなって、咄嗟に先生のコートの袖を握って目を瞑っていた。
すると、急に叫び声と悶絶するような声が聞こえた。
目を開けると、目の前は…先生の手袋の柄だった。
紗雪:…手、避けて。
先生は、トラウマにならないよう気を遣ってくれていた。
この時の先生は、今より人間っぽいというとおかしいが、子供だったこともあるからなのか、
人を守るように立ち回っていた。
……まだ、可愛かったよ?ショタコン製造機だっただろうな。←by主
目の前の手が避けられた。
紗雪:…….望む事なら、自分の手で殺したかった。
私の静かな一言が部屋に響いた。