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149 - 第6章 選ぶべき道 第149話

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2025年09月11日

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律はそっと手を伸ばし、華の頬を伝う涙を指先で拭った。


「……泣かなくていいんです」


その仕草に、華の胸がまた大きく震える。


「でも……嬉しくて……」

嗚咽まじりの声でそう言うと、華は顔を覆いかけて、しかし思い直したように律を見上げた。


次の瞬間、律は迷いなく華を抱き寄せた。


「……律さん……!」


肩口に顔を埋めると、温かさが全身を包み込む。

心臓の鼓動が重なり合い、張りつめていた心が溶けていくのを感じた。


「もう一人で抱えなくていい。俺がそばにいますから」


その言葉は、華にとって何よりの救いだった。

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