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#aph
友ゴリラ
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#アーサー・カークランド
桜餅という名の変人
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ai
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ずっと一緒だと思っていた。
片時も離れず、いや、ちゃんと離れた時もあるがすぐ戻ってきた。
あの時の災害は、ヨーロッパ諸国にも少なからず被害はあった。
アーサーは見た、
自身の国が大変だと知った瞬間、焦りを孕んだ顔で会議室から走り去る彼の背中を。
そして、二度と戻ってこなかった。
ブルースターを眺めている顔は、見た目相応の少年らしさを感じさせた。
暑さに呻いている時のほんの少しの顔の火照りと額を伝う汗は”存在”を感じさせた
ずっと、ずっと。
彼は隣に居た。
なのに。
たった一つの災害で、消えた。
国ごと、彼の痕跡も消えた。
栄光ある孤立と謳っていても、彼だけは煽りつつ隣に居た。
あの甘ったるい声と、忌々しい紺色の髪。
彼の髪は、そんな色じゃなかったのに。
何故染めたのか、と問えば
「え〜?ふふん、俺の国ってブルースターが国花でしょ?そのサムシングフォー伝説に則ったの!俺の国は新しい門出を迎える!それってとってもcoolだろ?♡」
そうあっけらかんと宣った彼は、とても嬉しそうで、楽しそうだった。
見えないものが見える自分を、唯一肯定し、共に居てくれたのが彼なのに。
残ったのは国土と寂れた街並み、瓦礫に潰された無惨な姿のブルースターの花畑。
そこには国民も、彼も居ない。
「…ルウィアル」
「はい?どうしました?」
「!」
俺は今、何を考えていた?
彼ならまだ居るじゃないか。
「いや、なんでもない。」
「そうですか、では今回は質問に答えていただくだけですので、嘘をつかず真実だけをお答えください。」
「あぁ。」
病院の前では。
「…重症だ、彼奴はまだルウィアルが居ると思い込んでいる。」
ルートヴィッヒが言いずらそうにぽつん、と言った言葉にギルベルトはこう返した。
「ケセセセ……いや、笑えねぇわ…まじかよ、彼奴。」
普段豪胆な彼とは思えないような、静かな声だった。
「…検査結果は俺たちが聞く、イギリスには聞かせん。」
「は、?な、何でだよ!?あいつに本当のことを教えてやるチャンスじゃ」
「そんなこと言っても今のあいつが信じると思うあるか?」
後ろから聞こえた言葉に、ギルベルトは振り向いた。
王耀、中国の擬人化である彼が虎視眈々と言った。普段明るい彼がそのような声を出すか、とギルベルトは一瞬思ったが自分も同じようなものだったと気づいて沈黙した。
「…でも。」
「……今のあいつは、あれが幸せある。」
最年長の風格、4000年以上の歴史があるからこそ言えてしまう言葉。
「あいつは、本当にルウィアルのことが好きだったんある。ツンデレの癖に、本当のことは言えない。馬鹿で、愚かな男ある。」
「お前ッ…!」
「本当のことあるッッ!!」
耀が声を荒らげるのは初めての事だった、その場の全員の動きが凍りついた。
「あいつは…イギリスは、本当にばかある、我達は国の擬人化よろし、国が無くなれば存在も無くなる、分かりきってることあるね。」
「伝えられるうちに伝えないと、消えた人に伝える言葉なんて虚しいだけよろし。」
「…中国、さん。」
菊がぼんやりと言った。
「なら、私たちはどうすればいいんですかね。あの人とは一時期同盟を組んでいたので、ルヴァインルさんのお話はずっと聞かされていました。」
「本当に、あの方は大変なお方ですよ。寂しがり屋の癖に皮肉屋で…何より、自分の気持ちを出すことを恐れているのだと思います。」
「……」
コメント
3件
初コメ失礼します 好きです、貴方様は神様でしょうか
いやあ、今回も重かったね…。アーサーがルウィアルをまだ生きてると思い込んでるのが胸に刺さるわ。ブルースターの花畑の回想とか、あの甘ったるい口調のルウィアルがもういないって現実を受け入れられないアーサーの心情描写がエグいほど沁みた。クセになって読んじゃうわ、この切なさ🔥