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#aph
友ゴリラ
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#アーサー・カークランド
桜餅という名の変人
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ai
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永い付き合いだった。
遠い昔からの腐れ縁で犬猿の仲、俺が一方の側に立てばあの元ヤンはその敵側に着いた。
腐れ縁だが、お互いのことは認めあっていた。
彼奴はアメリカが独立するはるか昔にとある小国を植民地にしていた。
俺も少しそれを眺めに行くか、とその国の領土へ足を運んだことがあった。
正直、目を疑った。
あの美しさは並大抵のものではない、と。
金髪のブロンドが風になびき、ハイライトのないその瞳は彼奴を見つめ、敬語混じりのイギリス英語が風に乗って自身の耳に届いてくる。
彼奴が心酔するのも無理はない、と言わしめるような美しさ。
……欲しくなかった、といえば嘘になる。
だから、少年が独立した1844年は運命の年だと思った。
世界のお兄さん、と自称する自分があそこまでこっぴどく煽られたのは初めてだった。
子供の煽り文句と何とか割り切ったが、あれ相手に一度も手を出さなかったイギリスは聖人と思う。
だからこそ、あの少年が居なくなったあとのイギリスの様子は、目に余った。
「…フランス?どうしたんだい?」
「んっ、あぁごめん、どうした?」
「君が俺を呼び出すなんて珍しいじゃないか!なんだい?このヒーローの俺になんでも相談してくれ! 」
アメリカ、ヒーローを自称するデ……ふくよかな男。元イギリスの植民地であり、現在は世界一の大国だ。
「いやぁ、お兄さんがここに来た理由は沢山あるの。」
「……イギリスの、件かい?」
「!?」
こいつは馬鹿だが鈍くはない、馬鹿だけど。
「…知ってたんだな、やっぱり。」
「……あぁ、俺はヒーローだからね、困ってる人を助けるのが…なぁ、フランス。」
「…あぁ」
「…正直、今回は俺が何をすればいいのか分からないのさ。」
珍しくハンバーガーとコーラを置いて、椅子に背を預けた、みきりと軋む音がしたのは…おそらく気の所為ではないだろう。
「…お前でも、無理なのか?」
「…あぁ、俺よりずっと前からルウィアルはイギリスの家にいたんだ、それほど絆もあったんだろうね。」
「…今は、絆のこと言ってるんじゃない…俺は…」
「…フランスは、イギリスが心配なのかい?」
「!?………悪いか。悪いかよ。」
「いや、悪いわけないだろう?」
「…そうか。」
1時間後、病院前。
「…ったく、おい、終わったぞ。」
イギリスが病院から出てきて外の連中にそう告げた。
「あぁ、終わったあるかアヘン。」
「✘すぞ。」
「…ではイギリス、少しそこで待っていろ。」
ルートヴィッヒはそう告げて一度病院内に入って行った。
「…イギリスさん」
菊が静かに喋りかけた。
「何だ?日本。」
「……いえ、幸いながら私の思い違いのようです、お忘れいただけましたら恐悦至極に存じます。」
相変わらずの古い言い回しだ。
「ん、?そうか…」
数分後、ドイツが戻ってきた。
「おぉ、ヴェスト、結果はどうだったんだ?」
プロイセンがそう質問し、ドイツが小声でプロイセンに結果を言う
「…は、?」
プロイセンが目を見開き、ドイツの方を向いた。
「…どういうことだ、ヴェスト。」
「…言った通りだ。」
「イギリスの精神に、何も異常はない。健康そのものだ、という結果だ。」
コメント
1件
みぅ🤍🥀です。第5話、読ませてもらいました。 なんか…すごくもどかしくて、胸がぎゅってなった。フランスがイギリスのことを心配してるのに、本人は「何も異常なし」って結果で終わるの、逆に怖いよ。精神が健康って言われるのが一番不気味なパターンだよね…続きが気になる。国家同士の長い付き合いとか因縁が滲み出てる語りが重くて好きです🌙