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❀桐崎咲良視点


昨日マネージャーからヒロイン役のオーディションが受かったと言われた。またヒロイン役演じられるなんてさすが自分!!そして今ワンシーンが終わり休憩をかましている


マネ「暇なら挨拶しにいったら?」


さすがに挨拶ぐらいはしとくかと思い、ダブル主演の主人公役のとこへ挨拶しに行った。

❀「初めまして。ヒロイン役を演じる桐崎咲良です。これからよろしくお願いします」


♧「え、お前が相棒?」


台本を手に、私の顔を見たベテラン声優、黒崎颯真は信じられない顔をしてため息をついていた。


え?いや、私もこのアニメでの相棒があの黒崎颯真とは思わなかったんですけども?


❀「……は?そっちこそなんでそんな不服なんですか」


♧「いやいやいや、俺が主人公やるのはいいとして、お前がヒロイン役でダブル主演って、、このアニメ大丈夫?」


❀「はあ!? 私の実力、疑ってるんですか!? むしろこっちのセリフですよ!」


♧「あーはいはい、わかったわかった。まぁ、せいぜい足引っ張んなよ」


❀「は!?足引っ張るのはそっちでしょ!」


♧「さぁ?どうだろーね?」


❀「……覚えてろよ」


初対面からこの調子だった。周囲のスタッフさんが苦笑しながら「仲良さそうだね」と、言っていたがそんなわけない





••••••なのにこの日からなぜかやたらと絡まれるようになった。


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♧黒崎颯真視点


♧「マジかよ…」


アニメのダブル主演のヒロイン。共演者の顔を見た瞬間、思わずため息と声が漏れた。


よりによってこいつかよ


彼女のことはもちろん知っている。今人気のある若手声優で演技にも定評がある。

だけど……

❀「は?そっちこそなんでそんな不服なんですか」


♧「いやいやいや、俺が主人公やるのはいいとして、お前がヒロイン役でダブル主演って、、このアニメ大丈夫?」


❀「はあ!? 私の実力、疑ってるんですか!? むしろこっちのセリフですよ!」


妙に気が強いって噂、マジだったんだな。


初対面の日、挨拶を交わした瞬間から、いちいち言い返してくる。

♧「わかった。まぁ、せいぜい足引っ張んなよ」


❀「は!?足引っ張るのはそっちでしょ!」


軽口を叩いてみたら案の定ムキになった。


チョロいな。


からかうのが楽しくて、つい口が滑る。

でも、彼女が怒るたびに少しだけ口角が上がるのを見逃さなかった。






……なんだよ、それ。可愛いじゃん。

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ハリポタのチョロス食べたい。リトルグリーンメンのまんじゅうみたいなやつも添えて。

セリフの外ではキミに素直になれなくて

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