※桃誕!!!
※これからも6人幸せで居るirxsでいて欲しいです
※100%捏造 全て妄想の産物
※桃ママ出てきます
※腐要素、cp要素は無いに等しいです
「俺さぁ、親来てるって言ったよなぁ?」
悪い予感はしてた。
突然のチャイムに扉を開けると、カラフルな頭が覗く。
正月明けだってのに、いつも通りアポ無しでないこはうすを凸ってくるメンバー。
「ええやん、挨拶さしてや。『息子さんを僕らにください』って」
「は?」
先頭に立つまろと意味不明な会話を繰り広げる。
「ねーないくん寒いー」
「ないちゃん早く入れてー」
「はぁ……」
そっちが勝手に来たんやん……、とか心のなかで思うけど、幸いなことに今はオカンが出かけてるからいいか。と上げることにした。
適当に5人分の飲み物をいれて、リビングまで持っていくとわちゃわちゃと何かに群がっている子供組とそれを見守っているまろにきの姿が。
「……っあ」
そういえば、アルバム、オカンが持ってきて出したままだ。
案の定、いむが『ないちゃんカワイー!!』だとか言っている。
「別に俺のアルバムおもろくないと思うけど……」
マグカップを5つ並べて俺もこたつに入る。
「ひとのアルバムにオモロさ求めるん、ないこくらいなんよ」
「ないこのなんやからおもろいやろ」
ソファの方からまろにきのツッコミが飛んでくる。
「おー、わんぱくボーイしてんなあ」
アルバムを覗くと、5歳くらいのないこが虫を素手で鷲掴みにしていた。確かこれは夏休みかどっかに山に家族で行ったときのやつだ。
にしても、野生児すぎるだろこのないこ。
「まろ見てー、むし」
「見せつけてくんな!ほんまに嫌!!」
まろに写真を見せつけるとクソデカボイスでアニキの後ろに隠れてしまった。
「写真の中では純粋無垢そうな目ぇしとったないちゃんが……」
「まぁ、無邪気なとこは変わってないんじゃない?」
「ええんか、それは……?」
りうらとしょうちゃんがコソコソと話しているが、残念だったな、全部聞こえてんだよ。
いむがページを捲ると、『01.05 10歳の誕生日!』のオカンの文字と共にケーキを頬張る内藤ないこ少年の姿が目に留まった。
「えー!__年前のないちゃんかわいい〜〜!!」
「数字ださんでよ、クるから」
「相変わらずの食いっぷりやな」
「可愛げあるの多分この時期までな気すんなぁ」
目ぇキラキラさせながら口の端っこにクリームつけたないこくんはこのあとオタクと成り果てるので、可愛い可愛い騒げるのは多分ここまで。
思春期は可愛くねぇし、そもそも写真に写りたがらなかった気がするから、写真が少ないだろうし。
再びいむがページを捲り、キャーキャー騒いでいると不意にインターホンが鳴った。
……オカン、帰ってきたな。
「あー、はいはい、そこまでー。オカン帰ってきたから、今日はもう帰ってくださーい」
「えぇー!?なんでぇ!?」
「挨拶させてえや〜〜」
「お前らほんとにあれ言おうとしてたん……?」
最初のまろの発言を思い出して、再び『は?』と思う。
正直、オカンとこいつらを会わせたくない。恥ずいから。
「ないちゃんの感性分からんよなぁ……。アルバム見られるんは平気やのに」
「いや、恥ずいやろ」
「……分からん」
顔をしかめるしょうちゃん。
再びインターホンが鳴った。
「開けてやれよ」
「うぅ、お前らほんとに帰んないの?」
俺の問いかけに、揃いも揃って頷くメンバー。
まじかぁ……。と少し項垂れながら玄関に向かい、オカンを迎え入れる。
「あら、誰か来てるの?」
「あー……メンバー」
仲いいのね、って笑って家に上がっていくオカン。
「あ、ケーキ買ってきたから」
「ん、ありがとう」
……折角やし、あいつらにも食わせるか。ケーキ。
ケーキを取り分けて、メンバーが来たときみたいにリビングに持っていくとオカンとメンバーが談笑していた。『これからも息子をよろしくね』なんて聞こえてくる。
恥ずいて。恥ずい恥ずい。いいから、そういうの。
「あ、ないちゃん照れてる!珍しー」
「うるさいなぁ!いいから、ケーキ食うぞ!ケーキ!!」
『2025.01.05 〝ないこ〟とメンバーのみんな』
コメント
6件
癒し空間とはまさにこのことですね…………… お笑いに全振りの芸人でも流石に恥ずかしさがあるっていうのが!!!!また!!!!いい!!!! 桃さんとオカンの関係性ってなんでこんないいんですかね。思春期感が残ってる桃さん凄く好きです
最後のは桃さんのアルバムに貼られる写真のタイトルですかね?✨ エモが爆発してて最高でした()
ア"………🥹🥹🥹 めっちゃ好きです🥲🥲🥲