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何時かのオモイデ__。

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何時かのオモイデ__。

10 - 2、No.2 「あの日の想いがフラッシュバック」

2023年08月19日

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【🤍】


「駄目や、僕、落ち着け。大丈夫。まだ平気。」


なんか、僕のなかの僕が暴走してまう気がする。



ふと、デスクの上の箱に目がいった。


小さな宝石箱みたいな小物ケース。


君がプレゼントしてくれたもの。


喜んで、色違いのを君にあげた。


中、なに入れてたっけな…。



髪ゴム?そんなん入れとったっけ……あ…。



『髪ゴム入れとくね!きっと似合うよ!』


『メンバーカラー!どこにいても、思い出してよね!』


『なんや?もう解散してまうんか?』


『違う違う!』



……そんなんも、あったな…。



赤、黄色、青、ピンク…あれ?水色と白は…?


あ、そうか、喜んで沢山つこて、ゴムが切れてもうて…。


ほんなら僕らの関係が壊れたのは、僕の所為みたいやん。


でも、実際そうか…。



駄目や駄目や!ネガティブになってもうたら、


また暴走してまう!


頭冷やしてこよか。



ガチャッ


あれ?あそこにおるの…やっぱ!


でもなんで?みんなであそびにいったんじゃ…。


あれ?あっちには、いむくんがおる…。




昨日のことやら、話した。


せやけど、りうちゃんのことも気になる。


なんであそこにおるんやろ。


もう、帰ってきたかいな?



「なぁ、あそこにさ、りうちゃんがおr((」


「知ってる。」


「…?なんかあった?」


「…別に。」


「…目ぇ游がせとる。嘘つくときの癖。」


「あ…バレちゃうか。」


「なんかあったんやろ?」


「…今更『ごめんね』だって。」


「…。」


「今まで皆のために、けっぱってきたのにさッ。」


「…うん。」


知っとる。いむくんが人一倍の努力家なこと。


「今更なんなんだよッ!」


「…」



「…でもさ、ちょっと、気になることがあるんだ。」

何時かのオモイデ__。

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