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【🤍】
「駄目や、僕、落ち着け。大丈夫。まだ平気。」
なんか、僕のなかの僕が暴走してまう気がする。
ふと、デスクの上の箱に目がいった。
小さな宝石箱みたいな小物ケース。
君がプレゼントしてくれたもの。
喜んで、色違いのを君にあげた。
中、なに入れてたっけな…。
髪ゴム?そんなん入れとったっけ……あ…。
『髪ゴム入れとくね!きっと似合うよ!』
『メンバーカラー!どこにいても、思い出してよね!』
『なんや?もう解散してまうんか?』
『違う違う!』
……そんなんも、あったな…。
赤、黄色、青、ピンク…あれ?水色と白は…?
あ、そうか、喜んで沢山つこて、ゴムが切れてもうて…。
ほんなら僕らの関係が壊れたのは、僕の所為みたいやん。
でも、実際そうか…。
駄目や駄目や!ネガティブになってもうたら、
また暴走してまう!
頭冷やしてこよか。
ガチャッ
あれ?あそこにおるの…やっぱ!
でもなんで?みんなであそびにいったんじゃ…。
あれ?あっちには、いむくんがおる…。
昨日のことやら、話した。
せやけど、りうちゃんのことも気になる。
なんであそこにおるんやろ。
もう、帰ってきたかいな?
「なぁ、あそこにさ、りうちゃんがおr((」
「知ってる。」
「…?なんかあった?」
「…別に。」
「…目ぇ游がせとる。嘘つくときの癖。」
「あ…バレちゃうか。」
「なんかあったんやろ?」
「…今更『ごめんね』だって。」
「…。」
「今まで皆のために、けっぱってきたのにさッ。」
「…うん。」
知っとる。いむくんが人一倍の努力家なこと。
「今更なんなんだよッ!」
「…」
「…でもさ、ちょっと、気になることがあるんだ。」
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