探偵社は夜に敦について話し合っていた
太宰 「全く、敦くんは何んしているんだ、、 自己犠牲の癖を直して欲しいものだね」
国木田 「お前は遅刻癖を直してから敦にいえ」
太宰「もう、冷たいな〜、国木田くんは」
鏡花「その話はいいから、今は敦の話」
谷崎 「といっても、どうやったら記憶が戻るんでしょうかね?」
国木田 「敦の話を聞く限りでは精神的なショックで思い出しそうだがな、、」
鏡花「精神的なショックを与えるの?」
太宰 「今は、それしかないね、」
太宰 「もしかすると、長期的にいつも通り接していれば戻るかもしれないけど、あいにく時間は無さそうだからね、、」
賢治 「?、どういう事ですか?」
太宰 「な〜に、いつもの戯言さ、、」
太宰はそう言うと乱歩さんを見る
いつも通りお菓子を食べている乱歩だが、何かを考えている様子だ、、
きっと、気づいたのだろう、、、
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次の日
僕は、少し憂鬱な気持ちだった、
何故かと言うと、何もさせて貰えないからだ、、
敦 「あの、国木田さん、僕が出来ることってありますか?」
国木田 「いや、ない」
敦 「あの、乱歩さん、何かすることってありますか?」
乱歩 「いや、別に、」
僕は、席に戻り、ため息をつく
はぁ〜、、
何もしないというのはとても辛い事だと改めてわかった、、
外に出ようとすると、止められるし、、何をすればいいんだよ、、
そう思っていると太宰さんが帰ってきた
太宰 「敦くん、少し出かけない?」
敦 「はい!!」
突然な申し出だったが、僕は直ぐに返事を返した
やっとここから出られる!
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海
こんなに、海に来るのもなかなか珍しい事だと思う、、3回目の海は暗く、太陽は雲に隠れていた
少し、不穏だな〜
太宰 「敦くん君はこれからどうするんだい?」
敦 「これからとは?」
太宰 「ポートマフィアに入る気かい?」
敦 「!??」
太宰 「ハァ、君は少し嘘が下手すぎるよ、、こんな鎌に引っかかるなんてさ、、」
敦 「、、、」
太宰 「誘ってきたのは中也かい?」
敦 「、、、」
太宰 「何か言ってくれないと分からないじゃないか、、」
少し、威圧的に言われた
おどおどしているとまた、太宰が口を開いた
太宰 「君は人を殺せと言われたら殺せるかい?」
敦 「、、、、、、」
太宰「今、私を殺せと言ったら殺せるかと聞いているんだ、」
敦「!???」
太宰 「君は絶対に私を殺せない、だって敦くんは優しいからね、、」
その言葉にドキッとした、、
僕はそんないい人じゃない、、
太宰 「君は、表情にも感情がよく出るね」
敦 「、、太宰さん、僕はどうしたらいいんですか?」
太宰 「さぁね、それは君次第だし、」
あっけらかんとした返事に少し笑みをこぼす
太宰 「やっと笑ったね、、」
敦 「、、、、ありがとうございます、太宰さん」
太宰 「じゃあ、戻ろうか!」
敦 「はい、、、、」
夜
中也さんに会いに海へ来ていた。
敦 「遅れてすいません、」
中也 「いや、今来たところだ、」
中也さんの隣に座る
中也 「返事は決まったか?」
敦 「はい」
中也 「じゃあ、最初から言う
ポートマフィアに入ってくれないか?」
敦 「はい」
中也 「そうだよな、流石にポートマフィアには、、、」
中也 「はぁー?!!!」
中也 「今、「はい」って言ったか?」
敦 「そう言いました」
中也 「いや、え、てっきり断られるもんだと思ってたぜ、、」
敦 「なんでですか?」
中也 「お前は光の世界の住人って感じだろ」
敦 「、、、そんなわけないじゃないですか、」