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「わかってるよな、いく丸・・・喋るなよ、いいな!」
「お腹痛いから喋れんじょ〜。」
ケヌキの車は検問所に入った。
検問所のタヌキ 警察が合図を出した。
「ここで止まれ、身分証明書(名札)を持って降りてこい。」
「いく丸、オマエはここにいろ。降りてくるなよ。」
ケヌキはゆっくり車から降りた。
「おい、もう一匹いるだろ!」
「いないじょ〜!」
車の中から大きな声でいく丸が叫んだ。
“・・・あのヤロー・・・”
ケヌキは車に乗り込んだ。アクセルを踏み込んでもうスピードで検問所のゲートを駆け抜けた!
「ケヌキ、そんなに飛ばすと捕まるじょ〜
!」
「アホ、オマエのせいで作戦失敗しただろ。」
「それより後ろみんなついてきてるじょ。」
ケヌキはバックミラーを見た!
「追いかけられてんだよ、オマエのせいで。」
「凄いじょ!ケヌキは人気者!ぷっぷ!」
「とまれ〜とまれ〜!!」
追手のタヌキ警察の車がピタリと後ろについた。