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「はぁ、はぁ」
ここに1人、赤色の目を持つ茶髪の少年がいた。
彼は、とある組織から脱走している最中である。
「探せっ、まだ近くにいるはずだ‼」
薄暗い部屋に逃げ込んだ少年は部屋の奥のクローゼットに身を潜めていた。
ガチャ
誰かがドアを開けた音がした。
コツコツと近づいてくる音がした。そして、少年が隠れているクローゼットを開く。
「安心して、僕は君の味方だ。」
青い目をした黒髪の男は少年にそう言い、周りに水の膜を張った。
「僕の水の膜は周りから僕たちの姿を消してくれる。だから、僕から離れずに着いてきて。」
少年は突然の出来事に戸惑い、頷くことしかできなかった。
……
「なんとか、奴らのナワバリから脱出することはできたようだね。」
「…あの、助けてくださりありがとうございました。」
少年は男に感謝を伝え、これ以上迷惑をかけまいと、離れようとした。
「まぁまぁ、ちょっと待ってよ。君、これからどうする気なのさ。」
少年はその言葉に戸惑った。
「もう、夜遅いし、僕の家に泊まっていきなよ。」
「では、お願いします。」
少年はなんの、躊躇もなく、応答した。
「…君、もしかして相当がめつい?」
男は少し驚いた顔を見せたがすぐに了承した。
……
男の家は普通の家よりも少し大きかった。
「ただいまー!」
男が玄関に入るとリビングらしき所から話し声が聞こえるのが分かった。
「おじゃましまーす」
「おかえりなさーい、ジンさん…と、どちら様?」
なかから出迎えに来たのは、長髪黒髪の少女と金髪モフモフな少年だ。
「この子はねー、拾ってきた!」
説明足らずな発言に少女、少年はあきれた顔を見せた。
「まぁ、そういうことなので、よろしくね~二人ともっ!」
「よろしくおねがいします。」
男の発言に続き、少年も挨拶をした。
「まあ、ジンさんのことだから、なにかしら考えがあるんでしょ、分かりました。」
金髪少年は呆れながらも男の要望に了承した。
「タスポ食べる?」
黒髪少女は、来客にお菓子をおすすめしている。
「あ、じゃあ貰おうかな。ありがとう」
……
「あ、自己紹介が遅れたね。僕の名前はジン。そんで、この子がライで、この子がメイ。」
「僕の名前は、テツです。」