テラーノベル
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若「元貴……僕、もう疲れちゃったよ
今の今までこの地獄に耐えてきたけどもう限界 バイバイだね!元貴」
そう言って君は真昼間にビルから飛び降りて行った。この言葉は若井が最後に僕に向かって残した悲しい悲しいお別れの言葉
若井は飛び降り自殺を選んだんだね。ひとりで死ぬことを選んだんだね。僕を置いていくことを選んだんだね……若井、その選択は間違ってるよ笑
僕は君が飛び降りたその日から自殺を図るようになってしまった。一刻も早く君に会いたいから。会って話しがしたいから
でも、あとちょっとのところで涼ちゃんかスタッフさんに見つかってしまうんだ
終いには「精神の病だーっ!!」って言われて今は入院中。しかも僕が自殺しないように、飛び降りないようにずーっと監視されてるんだ
これじゃあ若井の所にも行けないし、好きなことにも没頭できない。逆に病んじゃうよ!?
「早く会いたいなぁ……」
喉から出た言葉は想像以上に細々しくて自分が最近何も食べれていないことを思い出す
……もう寝よう。嫌なことは全部忘れよう
僕は久しぶりに深い深い眠りにつく。次に目覚めた時には
「おはよーう!!!」
って元気いっぱいに言ってくれる君が横にいてくれますように──────
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