「“晴さん”」
久世(くせ)さんと目が合った途端、あっという間に体が熱くなった。
心なしか久世さんも顔が赤いのは、お風呂からあがったばかりだからかな。
温まってくれたならよかったけど……好きだと気づいたせいで、どうしてももじもじしてしまう。
「まだ起きてたんだ。もう寝ようか」
「は、はい」
久世さんは髪を拭いていたタオルを置き、奥のベッドに座った。
ドキドキしながらとなりのベッドに腰をおろすけど、それ以上はどうしていいかわからず、足先を見つめたまま固まってしまう。
「美穂(みほ)、横になって」
苦笑まじりに言われ、大げさなくらい鼓動が跳ねた。
言われるままそろそろと布団に入り、久世さんの様子をうかがうけど、彼は座ったまま横になろうとはしない。
「あ、あの……。久世さんは?」
「あぁ、俺は美穂が寝たら休もうかと思って」
「えっ、そ、そんな……!久世さんが寝ないなら、**************
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